繁華街は一時騒然となりました。7月3日、港区新橋の飲食店で爆発が起き、3人が重傷を負い、もう1人もけがを負いました。ガス漏れが原因とみられています。

ビルの2階から激しく燃える炎。その原因とみられるのが、爆発です。
同じビルで働いていた人:「ドカーンという爆発音がして、縦か横かわからないけどすごく揺れて。(同じビルの)1階の店で仕込み中だったので、鳥肌が立って心臓がすごい動悸が激しくて。本当にパニック状態で、命カラガラ逃げてきたという感じ」
近くの人は:「音が凄かった 地震じゃないと気付いた。看板が爆風によって吹き飛ばされて道端に飛んできたという感じ」
周辺には爆発で飛ばされたとみられる様々な破片が散乱し、衝撃の大きさを物語っています。
7月3日午後3時すぎ、港区のJR新橋駅から約300メートル西にあるビルで爆発が起きました。周辺は飲食店が立ち並ぶエリアで多くの人が、その衝撃を感じていました。
爆発当時、道を挟んだ向かいのビルにいた人は…
「衝撃はかなりありましたね。トラックがぶつかったのかと思った。窓を開けたら前が散乱していたので、これはやばいぞと。僕らも逃げないと2次災害とかの可能性もあるから、離れる方向に逃げた」
さらに爆発のあったビル付近で理容店を営む人は…
「ちょうどお客さんのシャンプーをしていて音が凄かった。地響きみたいな、どーんという下から突き上げるような」
爆発が起きたのは、新橋駅西口のSL広場から約300メートルの繁華街の中にあるビルの2階です。ここには飲食店が入っていて、午後3時過ぎ開店の準備中に、爆発が起きました。この爆発で店内にいた、50代の男性店長と、女性従業員の2人、そして50代の通行人の男性、合わせて3人が重傷を負いました。そして、火元とみられる飲食店の店長は、「店内の喫煙室でガスや下水のような臭いがすると思いながら、たばこを吸おうとライターの火を付けたら爆発した」と説明しているということです。
今回の原因について、元・麻布消防署長で、市民防災研究所・事務局長の坂口隆夫さんは、「大量のガスが2階の器具や配管から漏れていた可能性が高い」と指摘しています。