板橋区は7月から、23区で初となる常設型のフードパントリーを開設します。サービス開始を前に、施設が報道陣に公開されました。

記者:「板橋区役所のすぐ近くにある、板橋区情報処理センターの建物を入ってすぐのところに「街かどフードパントリー」が設置されます」
板橋区はこれまで、生活困窮世帯への食糧支援を不定期に行ってきましたが、7月からはこちらの常設型のフードパントリーを活用して行います。利用者は予約した時間にフードパントリーを訪れ、主食や缶詰、飲み物など決められた数の食料を受け取る仕組みで、こちらの買い物かごの中身の量を、当面は1世帯につき月1回のペースで支援を行うとしています。
また、板橋区は食料支援を利用する際に、自立にむけた相談窓口の利用をセットにすることで、貧困の根本的な原因の解決にもつなげていきたいとしています。
板橋区 坂本区長:「食品の提供だけではなく相談を充実させていこうという事でありまして、家庭の状態等の支援がどの程度必要かということを確認しながら、丁寧にやっていこうと考えております」
街かどフードパントリーの運用は7月3日から開始されます。