ディズニーが病と闘う子どもを応援

2023.06.21(水)

10:30

病気と闘う子どもたちをディズニーのキャラクターが応援です。世田谷区の病院で、院内をディズニー仕様にし、子どもたちを元気づける取り組みが始まりました。

病気と闘う子どもたちをディズニーのキャラクターが応援です。世田谷区の病院で、院内をディズニー仕様にし、子どもたちを元気づける取り組みが始まりました。

人気キャラクターのミッキーマウスが現れたのは、小児医療などを専門とする国立成育医療研究センターです。約350人の子どもたちが入院するこちらの病院でこのほど、ディズニーが世界中で行う病と闘う子どもや家族を支援する取り組みが始まりました。

記念のセレモニーでは、駆け付けたミッキーが通院する子どもたちを元気づけます。病院内には子どもたちを応援するさまざまな仕掛けが施されています。

記者:「子どもたちが治療を受ける処置室には、ディズニーのキャラクターが描かれています」

採血や治療を行う部屋や近くの廊下の壁に描かれたのは、いろいろなディズニーのキャラクターたち。これまで無地の壁で薄暗かった雰囲気が一変し、憧れのヒーローやヒロインたちが笑顔で子どもたちにエールを送ります。そしてこのイラストにはさらなる工夫も。

記者:「廊下に描かれたイラストに専用のアプリをかざしてタップすると、キャラクターの動画を見ることができるんです」

こちらのアプリはまだ準備中だということですが、病院内をさまざまな「ディズニー仕様」にすることで、病と闘う子どもたちに安心感を届けていきます。

院長:「一番しんどい外来の採血とか検査の場所が暗かったものですから、ぜひお願いしたいたいと。病院に来ることが少しでも嫌なことでなくなればいいと思う」

治療や診察の待ち時間にはディズニーの物語が楽しめるスペースも設置され、通院する子どもたちは病院にいることを忘れて夢中になっていました。

通院中の子ども:「(今何を見ていましたか?)ミッキー、面白かった」

保護者:「嫌なことが多いと思う、検査とか待ち時間とか少しでも楽しい気持ちにしてもらえる時間が増えるのはうれしい」「ミッキーが見れるよとか言えば病院に行く気になるかなと思って。助かります」

ディズニーによる病院への支援は世界の700以上の病院で行われていて、日本では、神奈川県の病院に次いで2カ所目ということです。

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