コロナ禍で減ってしまった同僚同士の仕事以外での交流。港区の企業がその復活のきっかけとして選んだのは、社内運動会です。仕事以外のコミュニケーションが、新たな発見につながったようです。

掛け声とともに始まったのは玉入れ。白熱するチーム戦。この日、港区の企業が開催した社内運動会は大いに盛り上がりました。
コロナ禍で失われてしまった人材交流の機会を取り戻すため企画された運動会、その狙いは?
社長:「仕事以外の面でのこの人の特徴とか、良いところ悪いところいろいろなところがあまり見えないなという感じになってくるので、それぞれが違う一面を見られるというのが一番大きな狙いかなと思っている」
社内運動会の準備は約1カ月前に始まりました。この日行われたのは、誰がどの競技に出場するかを決める会議です。今回、参加者は部署の垣根をこえてチーム編成されたため、メンバーの所属はバラバラ。それでも会議の中では、仕事以外のコミュニケーションが。
参加者:「みんなここ部署全員違うんで、中々日常で会話ができない。すごくそういう機会があることがありがたいと思う」
各チームとも自主練習を行うなど、それぞれの方法で社員同士の交流を深めたようです。
そして迎えた運動会。団結力を高めるために、オリジナルTシャツを作って運動会に挑んだチームも。半日かけて8種類の競技を行った社員たち。普段の仕事とは違う交流が、新たな発見につながったようです。
参加者:「まだ僕が入って2カ月ぐらいなので、ちょっとなじみきれてない部分も若干あるかなと思うんですけど、補ってくれるという意味では僕にとっていいイベントかなと思う」「コロナが明けてみんなこういう感じでやっと集まれるようになって、それぞれの素みたいなものが見れたのが、円滑なコミュニケーションを生んだりするのかなと思った」