荒川区が、コロナ禍で外出の機会が減った高齢者に向け、VR=仮想空間を使ってハワイ旅行に行った気分になれるバーチャル海外旅行を実施しました。
荒川区役所前に集まったのは区内に住む70代と80代の高齢者4人です。バスで向かった先は浅草にある、「バーチャル空港」でした。VRの技術を使い、浅草にいながら海外旅行気分を味わえる施設で、この日、4人は荒川区が企画した「バーチャルツアー」を体験しました。
「気分が良い。リラックスしている」
このバーチャルツアーはコロナ禍で外出の機会が減った高齢者に、社会と繋がる機会を増やしてもらいたいと実施されました。飛行機の機内をイメージした室内では、客室乗務員さながらのおもてなしが体感でき、VRゴーグルを通して参加者はハワイへ旅立ちます。
約30分間にわたり、360度さまざまな角度からワイキキの街並みや壮大な自然を満喫しました。
「ハワイに行ったような気持ちになりました」
「世界を巡れて嬉しいですね。まさかこんな旅ができると思ってなかったので初めての体験ですごく楽しかったです」
「すごく今、体温が上がっていると思う。良い意味で興奮していて多分きょう一日ほわっとした気持ちで過ごせると思います」
バスで片道20分ほどで楽しめるバーチャルハワイツアー荒川区は今後、VRを通じて区内の高齢者がより気軽に社会に参加できる企画を考案していく方針です。
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