暮らしに役立つ情報をお伝えするTOKYO MX(地上波9ch)の情報番組「東京インフォメーション」(毎週月―金曜、朝7:15~)。
今回は都民のQOL向上につながる新たなサービスを創出していくため開催される「都知事杯オープンデータ・ハッカソン 2022」についてや、東京の伝統工芸品を紹介する特別企画「職人のいぶき」で江戸時代からの伝統を継承し使うほどに愛着がわく江戸硝子を紹介しました。

◆“オープンデータ・ハッカソン2022”都民生活に役立つサービス発表
東京都は、「都知事杯オープンデータ・ハッカソン2022 Demo Day」を開催します。
「都知事杯オープンデータ・ハッカソン2022」は、都民のQOL(クオリティ・オブ・ライフ)の向上につながる新たなサービスを創出するための取り組みです。
今回の「Demo Day」は、2022年10月に開催されたファイナルステージに進出した10チームが開発を進めてきた、都民生活に役立つサービスの発表と、オープンデータを公開した区市町村や、各局のインタビューが放映されます。
3月25日(土)午後1時~3時まで、オンラインで開催されます。
視聴を希望する人は、開催日当日に、Zoomウェビナー、またはYouTube Liveから視聴してください。
関連リンク
https://www.metro.tokyo.lg.jp/tosei/hodohappyo/press/2023/02/27/01.html
https://odhackathon.metro.tokyo.lg.jp/
◆特別企画「職人のいぶき」#35 江戸硝子
東京の伝統工芸品を紹介する特別企画「職人のいぶき」。
今回は、使うほどに愛着がわく、江戸硝子です。
江戸時代からの伝統を継承し、全て手造りの一点ものを、丹精込めて作り上げている、江戸硝子。
その伝統を今に伝えるのが、この道20年のガラス職人、岩渕淳さん。
その繊細な技巧からは、職人たちの息遣いが聞こえてきます。
(岩渕淳さん)「(江戸硝子は、)いろいろな色や文様があって、表現は無限にあるかなと思います。『色被(ぎ)せ硝子』は、外側だけが薄い色ガラスで、内側が透明なガラスです」
多彩な表現を生み出すために欠かせないのが、硝子の色付け。その発色を良くするための技術が…。
(岩渕淳さん)「色のガラスを吹いて、切るときに、『ポカン』という音がするので、『ポカン工法』というんです」
創業者の中村金吾氏が考案したという、この技法。
「ポカン」と鳴らして型枠の表面に付けた色ガラスの上から、透明なガラスを重ねて、二層構造に仕上げます。
(岩渕淳さん)「被(き)せるのも難しいんですよ。空気が入ると、泡になってしまったりするので。平たいまま入れてしまうと、色ガラスの間に空気が入ってしまうので、逆三角形の形で入れていきます」
きれいに重ね合わせたガラスは、表面に切子を施すことで、鮮やかな光のコントラストを放ちます。
そんな江戸硝子の伝統を未来へ繋ぐため、新たな試みも。
外国人観光客にも人気の江戸前寿司を、江戸硝子と切子の技法で表現した、「寿司切子」。
(岩渕淳さん)「シャリの部分は、魚々子(ななこ)という伝統的な文様の一つを使って表現しました。たくさんの人に興味をもってもらって、楽しんでもらえたらと思います」
伝統と挑戦というコントラストが生む無限の表現。 そこには職人のいぶきが感じられます。
中金硝子の商品をはじめとする東京の伝統工芸品は、オンラインショップ「小粋屋東京」でも取り扱っています。
関連リンク
https://www.rakuten.ne.jp/gold/koikiya-tokyo/tokusyu_gift.html
番組名:東京インフォメーション
放送日時:毎週月―金曜 7:15~7:20
キャスター:杉浦みずき、白戸ゆめの
番組Webサイト:https://s.mxtv.jp/tokyoinfo/