多摩市でフードロスを解消し、障害者の支援にもつながる弁当の販売会が開かれました。
3月7日に多摩市役所前の広場で開かれたお弁当の販売会には、洋風、和風、中華とさまざまなお弁当が並びました。食材として使われているのは企業で災害備蓄用に保管され、賞味期限が近づいた缶詰やお米などです。備蓄品の入れ替えで廃棄される食材をリメークすることでフードロスの解消に一役買っています。
お弁当を作っているのは市内にある就労支援施設で働く障害がある人たちです。販売や調理、盛り付けなどを行っていて、弁当の収益が工賃として還元されます。弁当を購入した人たちからは「世の中には食べ物に困っている人もいる中、捨てずに活用して、それを販売して工賃につなげるところは素晴らしいと思った」「障害者の人たちにとってもいいことだし、応援していきたい」などといった声も聞かれました。
販売会を支援する多摩市は、施設と相談しながらこの取り組みを続けていきたいとしています。
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