“所得制限なし&第1子から新入学で祝い金”子育て&防災…注目政策の狙いは? 新宿区長が生出演

2023.02.16(木)

11:58

 東京都内の各自治体では2023年度予算案の発表が続いています。新宿区は2月13日に新年度の予算案を発表しました。子育て支援や防災の取り組みを中心にTOKYO MX「news TOKYO FLAG」のスタジオで新宿区の吉住健一区長に話を聞きました。動画でご覧ください。

 東京都内の各自治体では2023年度予算案の発表が続いています。新宿区は2月13日に新年度の予算案を発表しました。子育て支援や防災の取り組みを中心にTOKYO MX「news TOKYO FLAG」のスタジオで新宿区の吉住健一区長に話を聞きました。動画でご覧ください。

 新宿区の2023年度予算案は1695億円で、2022年度からおよそ30億円増え、過去最大となりました。予算案の基本方針として「区民生活の現場・現実を踏まえ、直面する区政課題の解決に向けて着実に前進する予算」としています。

 注目の政策の一つがおよそ4億円の予算をかけて行う「入学祝い金の支給」です。2024年度に小学1年生となる子どもに5万円を、中学1年生となる子どもには10万円を支給します。また、今年度も補正予算を組み、2023年度に小中学校に入学する約4000人にも2月から支給を開始します。この事業には所得制限がなく、第1子から祝い金の支給対象となっています。これは東京23区で初めての取り組みです。新宿区民であればほとんどの新入生が受給できる形にした点について、区長に理由を聞きました。

 今回の予算案では妊娠・出産・子育てまで切れ目のない支援としてさまざまな支援も始まります。例えば、不妊治療の支援として産婦人科医師やカウンセラーによる相談支援が新年度から始まります。また、産後のサポートのため、これまで支援施設に宿泊しないと受けられなかった助産師による産後ケアが、支援施設に通う形や家庭訪問でもサービスを受けられることになります。さらに、ベビーシッター利用料の助成も新年度から始まります。妊娠から子育てまで切れ目のない支援を目指す取り組みに、どのような狙いがあるのか聞きました。

 子育て政策と並んで新宿区が力を入れるのが「街の安全・安心の強化」です。耐震化支援としておよそ5億8000万円の予算を付け、木造住宅の支援対象を拡充し、耐震診断などを行う技術者の無料派遣や、補強設計費・耐震改修費などを助成します。また、道路の無電柱化も積極的に取り組んでいて、四ツ谷駅周辺の区道など4つの路線で着手し、無電柱化に向けて整備を進めます。このような取り組みで災害に強い街づくりを進める新宿区が目指す防災都市像を聞きました。

 また最後に、区長が描く“新宿の未来”についてビジョン、思いを語ってもらいました。

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