港区六本木のビルで爆発を伴う火事があり、男性3人がけがをしました。当時、火元の部屋ではスプレー缶のガス抜き作業をしていたとみられています。

　1月16日午前10時45分ごろ、港区六本木3丁目の6階建てのビルで「窓が割れて火が出ている」と目撃者から通報がありました。東京消防庁によりますとポンプ車など28台が出動して火はおよそ1時間後にほぼ消し止められましたが、2階の1室・25平方メートルが燃えました。この火事で40代から70代の男性3人が割れた窓ガラスが頭に当たるなど、軽いけがをしたということです。現場は東京メトロ六本木一丁目駅から西に200メートルほど離れたビルやマンションなどが密集するエリアです。同じビルの中にいた人は「バーンと音がして建物が揺れる衝撃があって、これはちょっと危ないなと思った。非常ベルが鳴ったので部屋から出て避難する途中、非常階段から見たらすごく火が上がっていた」と証言しました。

　警視庁によりますと当時、火元の部屋ではスプレー缶のガス抜き作業をしていたということで、何らかの原因で爆発したとみられています。警視庁と東京消防庁が原因を詳しく調べています。