東京2020大会1周年記念 様々なスポーツをアスリートとともに楽しめるイベント「ハーフマラソン&Thank you Tokyo!」
2022.10.14(金)
17:00
暮らしに役立つ情報をお伝えするTOKYO MX(地上波9ch)の情報番組「東京インフォメーション」(毎週月―金曜、朝7:15~)。
今回はTOKYO2020大会1周年記念として開催される 「東京レガシーハーフマラソン2022」「Thank you Tokyo! スポーツ体験」についてや、東京の伝統工芸品を紹介する特別企画「職人のいぶき」で実際の兜や鎧をもとに精巧に作られる「江戸甲冑」を紹介しました。

◆TOKYO2020大会1周年記念 “ハーフマラソン”&Thank you Tokyo!
10月16日(日)に、東京2020大会1周年記念のイベントが開催されます。
午前8時からは、国立競技場をスタート・フィニッシュ地点として、約1万5,000人のランナーが走る、「東京レガシーハーフマラソン2022」が開催されます。
沿道で応援する際は、コロナ対策を実施して欲しいと呼びかけています。
午前9時~午後4時まで、国立競技場外構部では、さまざまなスポーツを、アスリートとともに楽しむことができる、「Thank you Tokyo! スポーツ体験」が、入場無料・事前予約なしで開催されます。
午後4時~6時30分までは、国立競技場で、国内外のオリンピアンによる競技パフォーマンスなど、「Thank you Tokyo! 記念セレモニー」が行われます。
関連リンク
https://www.metro.tokyo.lg.jp/tosei/hodohappyo/press/2022/10/04/02.html
https://thankyoutokyo.jp/
https://legacyhalf.tokyo/
◆特別企画「職人のいぶき」 #15 江戸甲冑
東京の伝統工芸品を紹介する特別企画「職人のいぶき」。
今回は、実際の兜や鎧をもとに精巧に作られる、「江戸甲冑」です。
子どもの健やかな成長を祝い、端午の節句に飾る、五月人形。
中でも、実戦に用いられた鎧兜と同じ技法で、その重厚な存在感を忠実に再現したものが、「江戸甲冑」です。
その繊細な技巧からは、職人たちの息遣いが聞こえてきます。
創業58年の甲冑工房「大越忠製作所」。
その伝統を今に伝えるのが、18歳から、この道一筋49年の甲冑師、関根さん。
(関根茂さん)「こういう資料とかを見て、それを参考にして、忠実に、近いように作っているので、こういう打ってある星鋲なんですけど、こういうのとかも、本物のように、一つひとつ、手で打って仕上げています」
「江戸甲冑」の特徴は、細部にわたって武将の美意識を再現する、本物志向の造り。そして、その造りは、兜の金細工を始め、組紐、京織物など、日本の伝統工芸が結集したものになっています。
(関根茂さん)「部品でも、何百とあるんですよ。一つひとつ、付けるのがみんな違うので、覚えるだけでも大変。完成した甲冑は、一つずつ、みんな違うので、同じものはできないのが、手作りの良さ」
なんと製作工程は、約5,000を数え、その一つひとつが、職人の手作業によって行われます。
(関根茂さん)「40年前に自分が作った『江戸甲冑』が、修理で戻ってきたことがあった。何十年も前に作ったものを持っている人がいてくれるんだと思い、嬉しくなっちゃった。手抜きはできないし、何代も持ち続けてくれれば嬉しい」
この国の文化として、「江戸甲冑」を後世に残していきたいと、一つひとつ、心を込めて、丁寧に作業することを心がけている関根さん。
(関根茂さん)「甲冑の技術を活かして作れないかということで、できたのがボトル・アーマーなんですけど。一升瓶とかに付けるものですから、瓶に合わせなくてはいけないので、胴とかも、それに合うような大きさに作ったりとか、そういうのにいろいろ、苦労しましたけど」
海外の人にも甲冑の美しさを知って欲しいと、ワインボトル仕様の甲冑も、新たに考案しました。
形や彩りが豊かで、美しい「江戸甲冑」。そこには、職人のいぶきが感じられます。
<番組概要>
番組名:東京インフォメーション
放送日時:毎週月―金曜 7:15~7:20
キャスター:杉浦みずき、白戸ゆめの
番組Webサイト:https://s.mxtv.jp/tokyoinfo/