全数把握の「簡略化」で変化が… 旅行促進策の実施&延長も

2022.09.28(水)

10:55

 東京都内の新型コロナウイルスの感染者は9月27日、3連休明けだった前週と比較すると“増加”となる5247人が新たに確認されました。その一方で9月26日から医療現場の負担を軽減するため、感染者数の「全数把握の簡略化」が始まりました。こうした中、観光を支援する政策が次々に打ち出されています。

 東京都内の新型コロナウイルスの感染者は9月27日、3連休明けだった前週と比較すると“増加”となる5247人が新たに確認されました。その一方で9月26日から医療現場の負担を軽減するため、感染者数の「全数把握の簡略化」が始まりました。こうした中、観光を支援する政策が次々に打ち出されています。

 政府の「全国旅行支援」は平日に公共交通機関を利用して旅行すると1人1泊当たり最大1万1000円の支援が受けられるものです。元々は7月中に開始される予定でしたが、10月11日から12月下旬まで実施されることになりました。ただし実施するのかどうか、あるいは期間を最終的に決めるのはそれぞれの都道府県の判断で、「東京都」の開始時期はまだ決まっていないということです。

 また、東京都が都民を対象に都内の旅行に1人1泊5000円を助成する「もっとTokyo」は10月31日までの延長が決定しています。

 社会経済活動の活性化を進めるためには、安心して医療を受けられる体制がセットで必要です。インフルエンザの流行も懸念される中、国や東京都には先手先手の対策が求められます。「全数把握の簡略化」について現場で感じる変化や、コロナで落ち込んだ旅行業界の後押しとなる支援事業への取り組みについて、またこうした状況下で旅行に行く際に気を付けてほしい点などについて、医師の立場から「有明みんなクリニック」理事長の小暮裕之さんに意見を聞きました。動画でご覧ください。

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