東京・多摩北部にある「武蔵村山市」のPR活動に協力しているラップミュージシャンのGAKU-MCさんが、活動のきっかけとなった小学校でライブパフォーマンスを披露しました。子どもたちは大興奮で、全身で音楽を楽しみました。

日本のヒップホップ界で初のミリオンセラーを出したラッパーのGAKU-MCさんは7月8日、武蔵村山市の市立第三小学校で4年生から6年生の児童200人を前にスペシャルライブを行いました。第三小学校とGAKU-MCさんのつながりが生まれたのは2020年9月のことでした。新型コロナウイルスの影響でさまざまな行事が中止となる中、子どもたちを励まそうとGAKU-MCさんが校内でライブを行い、子どもたちに笑顔を届けました。その縁がきっかけとなり、武蔵村山の魅力をもっと知ってもらおうという子どもたちの活動「武蔵村山知名度アップ大作戦」ではラップの指導や曲の提供、さらにはPR動画の撮影などで全面協力しました。
第三小学校は今年、創立60周年を記念して児童から歌詞を募り、オリジナルソングを作る計画を進めています。子どもたちの創作のヒントになればと企画された今回のライブで、GAKU-MCさんは「自分たちの言いたいこと・伝えたい言葉を音楽にすることを学校の仲間たちと一緒にやっていると聞きました」として上で「音楽とは漢字で『音を楽しむ』と書く。まずは楽しむことが大事なんじゃないかな」と、“作詞のヒント”を贈りました。
ライブでは子どもたちと共に以前作り上げた『むらやまWonderful』を全員で歌い、座っていた児童も最後は総立ちになり、体育館にいるみんなが音を楽しみました。ライブを終えたGAKU-MCさんは「サビをみんなで歌い、振りも付け、跳びはねて楽しそうにしているのを見ると、協力してよかったなという思いに本当になれた。すごくよかったと思う」と語りました。また、子どもたちも「本当に本当に楽しかった」「最高でした」「高学年たちで低学年のための校歌を作りたいと思った」「創立60周年委員会の委員長なので、頑張って学校全体を盛り上げていきたい」などと話していました。