インターネット通販大手の楽天が、この夏のトレンド予測を発表しました。

70以上のサービスと1億人以上の会員を有する楽天が消費動向を基に発表したこの夏のトレンド予測では「復調消費・値上げ対策消費・防災消費」の3つが挙げられました。
行動制限も緩和され“ウィズコロナの生活”が定着したことから、今年は夏のイベント需要が復活すると見込んでいます。水着や浴衣といったファッションアイテムのほか、花火などのレジャーグッズが好調となる見通しだということです。楽天広報部の担当者は「外に出て消費や旅行が回復する傾向がみられる」と話しています。
また、物価高が進行する中で節約をしながら厳しい暑さを乗り切るためのアイテムが、前年に比べて流通額でおよそ6.7倍へと急激に伸びているということです。さらに首都直下地震の被害想定が見直されたことから防災関連グッズの需要も伸びていて、猛暑の災害に備えた携帯用浄水器やポータブル電源なども人気となっています。
この夏の消費は“復調傾向”となりそうで、物価高騰が進む中でも今後の経済回復に期待が寄せられています。