銀器を用いて作られた花器の「minamo」　伝統の技と新しい感性が融合する「東京手仕事」プロジェクト

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東京インフォメーション

2022.05.04(水)

17:00

暮らしに役立つ情報をお伝えするTOKYO MX（地上波9ch）の情報番組「東京インフォメーション」（毎週月―金曜、朝7:15～）。
今回は伝統工芸の職人とデザイナーなどがコラボレーションした新商品の開発を支援する「東京手仕事」プロジェクトの銀器を用いて作られた花器「minamo」についてや、都の夏の節電アクション「Tokyo Cool Home & Biz」を紹介しました。

◆「東京手仕事」プロジェクト “minamo（東京銀器）”

ゴールデンウィーク特集として、東京の伝統工芸品の魅力を発信する取り組み、「『東京手仕事』プロジェクト」の受賞商品を紹介します。

「『東京手仕事』プロジェクト」では、伝統工芸の職人と、デザイナーなどとのコラボレーションにより、伝統の技と新しい感性が融合した新商品の開発を支援し、“手仕事”の魅力を国内外に発信する取り組みを行っています。

今回、ご紹介するのは、銀器を用いて作られた花器の「minamo」です。

製作者の浅野盛光さんと、デザイナーの千頭龍馬さんに、お話を伺いました。

（浅野盛光さん）「自分も、半世紀ほど、この仕事に携わっていますが、デザインは全部、オリジナルでやっていたんです。そうすると、斬新とはいっても、自己満足になりそうな気がしていたので、プロのデザイナーさんは、どういうものを作ってくれるか、どういうデザインでくるかなと、やはり少し楽しみだったんですよね。一輪挿しが揺れる、ゆらゆらとするというのは、今までになく、斬新な形になったので、これは面白いねと思って。自分も、積極的に、デザイナーさんと作品作りをしてみようというのが始まりで、この一輪挿しを作りました」

（千頭龍馬さん）「僕は、普段は電機メーカーで、インハウスデザイナーとして働いているんでが、せっかく関東に住んでいるので、東京の文化であったり、技術を活かした製品というのも、自分が携わっていきたいなという思いがあり、エントリーしました。東京銀器に関して詳しくないということもあったので、最初に（浅野さんに）お会いしたときは、CG1枚しか持って行かなくて、そもそもこれが、ちゃんと作れる物なのかとか、生産性や、物として成立する形なのかというのも分からずに持っていたんですが、浅野さんは、それをしっかり見ていただいて、むしろ、『もっとこうした方ができるよ』とか、どんどん提案していただいて、やはり初めてで、不安でいっぱいだったんですけど、コラボすることで、どんどん精度が上がっていったのかなと思います。このコロナ禍で、皆さんの沈んだ気持ちが明るくなるような生活がしたいというところで、花器というアイテムに着目して、癒しを感じるような、揺れる形にたどり着きました」

（浅野盛光さん）「揺れるというところが、『minamo』の良さなんですが、（揺れる一輪挿しがあることで）一瞬、仕事を離れて頭をリフレッシュできたりするのではないかなと思います」

デザインは、岩石文様を施した「Basic」と、桜や金魚をあしらった「Premium」の2種類があります。

詳しくは、浅野工芸のウェブサイトをご覧ください。