センバツ高校野球 甲子園を心待ちにする吹奏楽部

2022.03.22(火)

10:00

 第94回センバツ高校野球が始まりました。甲子園を心待ちにしているのは選手だけではありません。国学院久我山高校の生徒たちによる、夢舞台に向けたもう一つの戦いを取材しました。成田陸選手のオンラインインタビューと合わせてご覧ください。

 第94回センバツ高校野球が始まりました。甲子園を心待ちにしているのは選手だけではありません。国学院久我山高校の生徒たちによる、夢舞台に向けたもう一つの戦いを取材しました。成田陸選手のオンラインインタビューと合わせてご覧ください。

 東京・杉並区にある京王井の頭線・久我山駅前の道を歩いていくと、商店街のさまざまな店に張られた国学院久我山のセンバツ出場を祝うポスターが目に飛び込んできます。地元高校の11年ぶり4度目の出場を、久我山の街は一丸となって応援しています。そして、国学院久我山の校舎には、いろいろな楽器を手に練習に向かう吹奏楽部の部員たちの姿がありました。去年のセンバツは、コロナの影響で楽器による応援ができませんでした。入場人数の制限に加え、吹奏楽はマスクを外さないと演奏できないため、飛沫(ひまつ)による感染防止の観点からもやむを得ない措置でした。しかし、今年は50人までの上限はあるものの、楽器による応援が可能になり、国学院久我山の吹奏楽部も甲子園のスタンドで演奏することができるようになりました。指揮を担当する天野京香さんは「コロナ禍でも演奏できるということに感謝しながら、演奏を精いっぱい届けたい。音楽は一人ではできないので、みんなで力を合わせようという話をいつもしている。指揮が崩れてしまうと全て崩れてしまうことがあるので、全員を引っ張っていけるように意識していつも指揮をしている」と、甲子園での応援ができることへの喜びを語ります。

 流した汗がうそをつかないのは、スポーツも演奏も同じです。一緒に応援する野球部のメンバーとも最終調整し、グラウンドの選手たちと一丸となって目指すは全国制覇です。

 

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