新型コロナの影響を受ける音楽家たちの演奏の機会を増やそうと、東京・調布市の神社で2月19日、境内の神楽殿をステージにしたピアノコンサートが開かれました。

調布市の布多天神社でのコンサートは、19日から境内で始まった梅まつりの一環で行われました。
演奏したのは市内にある桐朋学園音楽部門を卒業した演奏家の酒井萌音さんで、世界3大ピアノとして愛され続ける「べヒシュタイン」の音色を来場者に届けました。
境内ではコロナ対策として人が密集しないよう、市内の音響機器メーカーが製造した、周囲の360度に音が広がるというスピーカーを配置。
境内の様々な場所で、梅を眺めながらピアノの演奏が楽しめるよう工夫されました。
布多天神社の梅まつりは27日まで開かれ、演奏家によるピアノコンサートも25日を除いて連日、開催されます。