TOKYO MX（地上波9ch）朝の報道・情報生番組「堀潤モーニングFLAG」（毎週月～金曜7:00～）。「フラトピ！」のコーナーでは、注目を集める“量り売りサービス”について取り上げました。

◆好きなものを好きなだけ…さらには環境への配慮も！

SDGsへの取り組みが世界的に叫ばれるなか、注目されているのが“量り売り” 。食品ロス削減など環境問題を改善する販売方法として消費者の共感を呼び、量り売りというワードはファッション誌「CanCam」の今年の食のトレンドワードにもランクインしています。

今回、田中がまず訪れたのは「IKEA新宿」。店舗内にあるレストランには、ミートボールやマッシュポテト、サーモンマリネなど人気の北欧料理が並んだショーケースが設置されており、昨年IKEAではこれらの惣菜の量り売りサービスを開始。

なぜ量り売りを始めたのか。その理由は、食料廃棄物50％以下削減を掲げていること。そして、好きなものを好きなだけ選べるというのも利点も考えてのこと。食品ロスの削減に貢献し、惣菜を入れる容器はバナナの皮から作られたものを使用するなど、環境への配慮を徹底しています。

続いて向かったのは、渋谷区恵比寿にある「ecostore」。

ここで量り売りされているのは「洗剤」。食器用から洗濯用、そしてボディソープなど肌にも環境にも優しい植物由来の商品が全部で17種類。100g：77円から購入できます。

いろいろな種類を少しずつ、お試しで購入できることが人気を博しています。そして、ここで注目すべきは洗剤を入れる容器。自分が持っているものでフタが閉まるものならなんでもOK。量り売りをすることで価格が若干抑えられ、さらにはプラスチックゴミを出さずに済むことも利用者に喜ばれているとか。

最後に訪れたのは、国分寺市にある「nue by Totoya」。

お店にはオートミールに白米、スパゲッティ、さらにはドライフルーツに調味料、油まで約200種類の商品が並んでいますが、ここは店内にあるもの全て量り売りという「量り売り専門店」。

田中は100g：190円の「ひよこ豆粉のコンキリエ」に興味を示し、「好きな分が選べるので、初めて食べる食材にも挑戦しやすい」とメリットを語ります。

また、ここでは通常使う容器は200円ほどですが、お店に寄付された瓶なら20円から利用可能という環境に配慮した「ドネーション瓶」という取り組みも実施。

なお、自分で持参した容器や袋を使うことも可能。お店の方によると、特に収納スペースなどに困る一人暮らしの方に喜ばれているそうで、「お店を自分の冷蔵庫、食料庫として使っていただけたら」とのことでした。

ちなみに、こちらの量り売り専門店では入荷時から環境に配慮。プラスチックを使わずに入荷できるお店を選ぶなど、極力プラスチックを使わないようにしているそうです。

◆SDGsで注目の“量り売り”サービスが続々

一連の取り組みにキャスターの堀潤は「徹底していますね」と思わず拍手。アメリカでは量り売りが充実した店舗があったことを話し、「日本でもスタンダードになってくるのか」と期待します。

タレントで起業家の加藤ジーナさんも、日本で量り売りのお店が続々登場していることを喜んでいましたが、まだ自宅の近隣にはあまりないのが残念な様子。個装包装を減らすために「もう少し近くにお店ができてほしい」と切望していました。

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＜番組概要＞
番組名：堀潤モーニングFLAG
放送日時：毎週月～金曜 7:00～8:00　「エムキャス」でも同時配信
キャスター：堀潤（ジャーナリスト）、田中陽南（TOKYO MX）
番組Webサイト：https://s.mxtv.jp/variety/morning_flag/
番組Twitter：@morning_flag