『スポーツを通じて、壁のない社会へ』パラスポーツを通じて社会活動を行っている学生・岡田美優さんの物語

2021.09.10(金)

17:00

暮らしに役立つ情報をお伝えするTOKYO MX(地上波9ch)の情報番組「東京インフォメーション」(毎週月―金曜、朝7:15~)。
今回は東京2020大会が開催された東京で行われる様々な取り組み・そこに関わる人々の思いを紹介する『Our Legacy』で、障害者スポーツが健常者と障害者の交流に与える心理的効果を研究しパラスポーツを通じて社会活動を行っている 早稲田大学大学院生 岡田美優さんを紹介しました。

暮らしに役立つ情報をお伝えするTOKYO MX(地上波9ch)の情報番組「東京インフォメーション」(毎週月―金曜、朝7:15~)。
今回は東京2020大会が開催された東京で行われる様々な取り組み・そこに関わる人々の思いを紹介する『Our Legacy』で、障害者スポーツが健常者と障害者の交流に与える心理的効果を研究しパラスポーツを通じて社会活動を行っている 早稲田大学大学院生 岡田美優さんを紹介しました。

◆Our Legacy 「早稲田大学大学院生 岡田美優」

東京2020大会が開催された今年の特別企画として、東京で行われる様々な取り組みや、そこに関わる人々の思いを紹介する、『Our Legacy』。
今回は、パラスポーツを通じて社会活動を行っている、1人の学生の物語です。
放課後の体育館で、学生が主催する、車いすハンドボールの体験会。
参加しているのは、健常者です。

イベントを主催するのは、早稲田大学大学院に通う、岡田美優さん。大学院では、障害者スポーツが健常者と障害者の交流に与える心理的効果を研究しています。

(岡田美優さん)
「(Q.岡田さんが障害者スポーツに興味をもったきっかけは?)もともと、両親が特別支援学校の教員で、私がハンドボールを11年間、やっていたということもあって、障害者支援とスポーツの両方に興味があったので、大学の先生から『障害者スポーツのボランティアをやってみない?』と誘われて、『これだ!』と思って参加したのがきっかけです」

興味本位で始めたボランティア。そこで、彼女の人生を変える出会いが…。

(岡田美優さん)
「ドイツ人の博士とたまたま、私が大学3年生ぐらいのときに大学で出会ったんですけど、その人が車いすバスケットボールのルールを最初に作った人だったんですよね。なんでこのルールを作ったのか、いろいろ訊くと、『障害の重い人も軽い人も、平等に出場機会が得られるように、こういうルールを作った』という風に言っていて、それがすごく面白くて、『もっと勉強させてください』と言って、私がドイツに留学したんです」

障害者スポーツを学ぶために留学した、ドイツ。そこで目にしたものは…。

(岡田美優さん)
「ドイツでは、スポーツクラブの数もかなり多くて、各地域、各自治体に、障害者も健常者も一緒に参加できるスポーツクラブが必ず存在しているという感じでしたね。あとは、体育館の使いやすさが違うなと思っていて、ドイツでは、体育館が市民のものとして開かれているので、かなり、車いすの方がスポーツしやすい環境が整っているかなという」

帰国後は、障害者スポーツの研究に加えて、イベントや講演会などにも積極的に取り組んできました。

(岡田美優さん)
「車いすハンドボールは、実は私も今日、初めてイベントを開いたんです。(スポーツを通じて)その人のキャラクターとか、よく理解できたり、大変なこともあるけど、スポーツでも輝ける場所があったりとか、スポーツをっとして知れることだと思います」

参加した人は…。

(車いすハンドボールイベント参加者)
「今回、体験があったことで、改めて、ハンドボールの魅力を知れたので、楽しかったです。いろいろ、学ぶことができました」

岡田さんが思い描く未来とは…。

(岡田美優さん)
「ドイツでは、障害のある人も無い人も、自分が来たいときに来て、自分が参加したい方法で、見学したり、中には一緒に、車いすに乗ってやったりという環境が当たり前で、誰でも、いつでも参加できる、そんなスポーツクラブを作りたいというのが、私の思いです」

スポーツを通じて、壁のない社会へ。
彼女の挑戦は、まだ始まったばかりです。











<番組概要>
番組名:東京インフォメーション
放送日時:毎週月―金曜 7:15~7:20
キャスター:久保井朝美、中村美公
番組Webサイト:https://s.mxtv.jp/tokyoinfo/

 

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