暮らしに役立つ情報をお伝えするTOKYO MX(地上波9ch)の情報番組「東京インフォメーション」(毎週月―金曜、朝7:15~)。
―金曜、朝7:15~)。
今回は東京2020大会のメモリアルサマー特別企画で東京都現代美術館で行われている“東京”をテーマに開催中の展覧会を紹介しました。

◆Our Legacy「漫画『もしも東京』展」
東京2020大会のメモリアルサマー特別企画として、東京で行われる取り組みや、そこに関わる人々を紹介する「Our Legacy」、今回は“東京”をテーマに開催中の展覧会を紹介します。
江東区にある、東京都現代美術館。ここで行われているのは…。
(キャスターリポート)
「こちらが企画の会場になります。ブースに分かれているようです。漫画の展覧会のようですね。こちらは東京の街並みでしょうか、ビルがたくさん並んで、列車も走っていますね」
日本が世界に誇る、「漫画」によって、東京を描く 、「漫画『もしも東京』展」。日本を代表する20人の漫画家が、東京をテーマに描き下ろした作品が展示されています。
この展覧会の実行委員を務める石原さんに、お話を伺いました。
(石原隆さん)
「(Q.この展覧会のきっかけはどういったものでしょうか?)世代とか、あるいは生きてきた環境とか、いろんなことによって、街の見え方は違うと思ったんですよ。
じゃあ、果たして特殊な才能である漫画家たちは、東京をどうみているのだろうっていうのが、今回の「漫画『もしも東京』展」の最初のコンセプトを考えるきっかけです。
どの作品もすごいんですけど、これはすごく僕もお薦めしたいというか、すごく感動した作品です。独自の世界で熱狂的なファンを多数、獲得されている、市川春子さんの作品です。
これが、20202年の東京というのを描いています。とっくに人類なんていない東京なんですけど、そこの東京案内なんですよね」
唯一無二の独自の世界観をもつ市川春子さんは、20202年の東京を描いています。
(石原隆さん)
「ここには2人の男女が出てくるんですけど、『東京は清潔で明るくて安全で猥雑で可愛い子がいる、またくるよ』っていうふうに終わっているというのが、結局、今の東京というのに対する批評にもなっているとすら感じる」
20人の漫画家が、それぞれの視点で描いた東京は、見る人を楽しませ、そして、何かを問いかけてきます。
(石原隆さん)
「今の現実の世界、リアルな東京よりも、もっとリアルに感じられるんじゃないかとすら思っているんですよ。見る人にとっては、この先生の作品は私の大事な東京だって感じるものが、きっと作品の中にあるというふうに思いますので、ぜひ、それを見つけていただければっていう風に思います」
石原さんが思い描く未来とは…。
(石原隆さん)
「思い描く未来っていうのは、ないんですよね。未来が分からないから、明日が分からないからこそ、人は生きられると思っていて、それは漫画も同じで、次がどうなるか分からないから次が読みたくなるし、漫画家の人は常に次がどうなるかというのを考えていて、それには答えがなくて、その答えを懸命になって考えている、だからこそ面白い。漫画家にとってもどうなるか分からないから、どこまでも描いていけるというようなことなんだろうと思っています」
今日も東京のどこかで描かれる、新たな1ページに想いを馳せて…。
「漫画『もしも東京』展」は、東京都現代美術館で、完全事前申し込み制による人数制限を行なって開催されています。
詳しくは、ウェブサイトでご確認ください。
関連リンク
https://mangamoshimotokyo.jp/
<番組概要>
番組名:東京インフォメーション
放送日時:毎週月―金曜 7:15~7:20
キャスター:久保井朝美、中村美公
番組Webサイト:https://s.mxtv.jp/tokyoinfo/