集団接種会場の余剰ワクチンを介護職員らに活用へ 東京・千代田区

2021.05.21(金)

10:05

 新型コロナウイルスのワクチン接種で各自治体が独自色を打ち出しています。東京・千代田区は集団接種で余ったワクチンを介護サービスや保育関係の職員への接種に活用する方針を明らかにしました。

 新型コロナウイルスのワクチン接種で各自治体が独自色を打ち出しています。東京・千代田区は集団接種で余ったワクチンを介護サービスや保育関係の職員への接種に活用する方針を明らかにしました。

 千代田区は5月20日午後、集団接種の会場で当日キャンセルなどが出てワクチンが余った場合の対策を示しました。この中で、コロナ関係の業務を担う保健所や宿泊療養施設の職員、会場周辺の介護サービス業の従業員への接種に活用し、保育や教育関係の職員への接種も行う予定です。

 千代田区には政府が進める「大規模接種センター」が設けられ、区の集団接種との二重予約も想定されます。千代田区の樋口区長は会見で「区民にとっても近い場所なので、二重予約や利便性がいい場所・日時で予約する可能性もある。貴重なワクチンを期待する区民に一人でも多く届けたいという意味では、二重予約があったとしてもキャンセル分の余剰のワクチンを最後までしっかりと使いたい」と述べました。

 区は60歳から64歳までの人や基礎疾患がある人への接種券の配布を6月中旬から始める方針です。6月下旬からは集団接種に加え、地域の病院や診療所での個別接種を始める予定で、7月18日までに希望する高齢者への接種を終える見通しです。

 

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