TOKYO MX(地上波9ch)朝の報道・情報生番組「堀潤モーニングFLAG」(毎週月~金曜7:00~)。4月15日(木)放送の「フラトピ!」では、日本初の“YouTuber専門学校”にフォーカスしました。
◆現役クリエイターが直接指導、日本初のYouTuber専門学校
今やYouTubeから多くのスターが誕生するとともに、その市場規模も年々拡大し、2021年には500億円を超えるとも言われています。そんななか、今年4月には日本初のYouTuber専門学校「バンタンクリエイターアカデミー」が開校。ここは数多くの有名YouTuberが所属するUUUMなどと提携し、YouTuberなど次世代クリエイターの育成を目標とする専門学校で、今春は入学希望者が殺到。募集定員100人を上回る225人が入学しました。
教壇に立つのは現役YouTuberをはじめとするプロのクリエイターで、授業は実践中心。生徒は全員YouTubeチャンネルを開設し、在学時から収益化を目指して活動しています。
そんな同校に入学希望者が殺到した背景には、“新型コロナウイルス”がきっかけとなった人もいるようで、生徒からは「コロナで学校が休校になり、以前から気になっていたネットの世界で配信しようと思った」、「コロナがきっかけで心が動いた」といった声が。
今後について、運営責任者の沼田伸一さんは「個人の能力・評価が重要になってきている流れなので、単純に学歴をとって就職というよりは、ちゃんと個人としての能力、スキルを高めたいという欲求が世の中的に増えているような気がする。(ここから)スターが生まれてくれたらうれしい」と希望を語っていました。
◆広告費もインターネットがテレビを超える!
スタジオではZ世代に人気のYouTuberランキングを紹介。1位は男女2人組YouTuberのパパラピーズで、ヴァンゆん、スカイピースと続きます。
この日、Z世代のコメンテーターZとして出演した日本最年少フラフープインストラクターのたかはし葵さんは、彼らのことを既知しており「最近、TikTok、Twitter、InstagramなどでもYouTuberの方々はすごくおすすめ(表示)に出てくる」とその人気の高さを語ります。
近年、インターネット動画配信サービスを取り巻く環境は急速に変化。2019年には、インターネット広告費がテレビメディア広告費を上回るなど、その影響力は拡大の一途を辿っています。収益化の部分でも以前に比べ高まっているようで、たかはしさんは「すごくいいと思う」と言います。なぜなら、アルバイトにばかり時間を費やせない学生にとっては家でお金を稼ぐことができるから。実際、たかはしさんの周囲には飲食店でバイトをしていた友達の多くがYouTubeでチャンネル開設していると言います。
キャスターの堀潤は約10年前からYouTubeでニュースを配信中。その理由は「テレビは時間が短く、YouTubeだと無尽蔵にできるから」と言い、長年活動してきて実感したのは「個としての表現・責任と自由」。そのバランスが非常に難しく、「テレビ局などではみんながチェックしてくれるけど、YouTubeやSNSは全て個人で責任を負わなければいけない」と指摘します。
一方で、視聴者からのメッセージを見ながら配信するなどインタラクティブな面もあり、キャスターの田中陽南はそこに魅力を感じたようで、「YouTubeはテレビより視聴者との距離が近く感じたし、視聴者からのコメントもテレビよりも多い」と印象を語ります。
インターネットとテレビではさまざまな違いがありますが、堀が特に実感したのは視聴者層。「僕の固いニュースリポートでさえも18~34歳が40%以上占めている」と若い世代が観てくれていることを注視していました。
なお、たかはしさんはYouTube以上にTikTokに力を注いでおり、その理由は「気軽に誰でもすぐに始められること」。YouTubeは、編集が必要で長尺のイメージがあるものの、「TikTokは15秒から始められ、短いものだと1、2秒でも投稿できる。すごく気軽に始められるのはいいことだと思う」と話していました。
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<番組概要>
番組名:堀潤モーニングFLAG
放送日時:毎週月~金曜 7:00~8:00 「エムキャス」でも同時配信
キャスター:堀潤(ジャーナリスト)、田中陽南(TOKYO MX)
番組Webサイト:https://s.mxtv.jp/variety/morning_flag/
番組Twitter:@morning_flag
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