コロナ収束の願いを込めバーが喫茶店に 108種類のクリームソーダ

2021.05.07(金)

10:00

 緊急事態宣言でアルコール類の提供ができないバーが、期間限定の喫茶店に変身しました。苦しい状況の中、ユニークなアイデアから生まれたカクテルのようなノンアルコールドリンクが人気となっています。

 緊急事態宣言でアルコール類の提供ができないバーが、期間限定の喫茶店に変身しました。苦しい状況の中、ユニークなアイデアから生まれたカクテルのようなノンアルコールドリンクが人気となっています。

 ラムを中心に棚に250種類以上のボトルが並ぶ東京・町田市にあるバー「RUMBULLION(ランバリオン)」は、緊急事態宣言中はお酒の提供をしない喫茶店「純情喫茶スガハラ」として限定営業を始めました。カクテルに代わり、バーテンダーの技術を生かしたノンアルコールドリンクを新たに生み出しました。晴天の透き通った空に雲が浮かんだようなようなクリームソーダ「青空」や、イチゴをふんだんに使った「いちご500%」など、クリームソーダの数はなんと108種類です。レシピと名前は緊急事態宣言が出される直前にスタッフが3日間かけて考え、108種類という数は「除夜の鐘が鳴り終えたらコロナは収束する」という願いが込められています。店の宇佐美岳史マネジャーは「昼間しか営業できずお酒も出せないが、子どもの頃に帰ったような懐かしい気持ちになってクリームソーダを飲んでもらえたら」と話します。

 喫茶店の営業は緊急事態宣言が解除される日までと考えていましたが、クリームソーダを目当てに普段はバーに来ることがない子どもを連れた家族連れや高校生など若い人の来店も増えていて、限定営業の延長も考えているということです。

 

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