東京・八王子市で4月、アパートの外階段が崩れ、住民の女性が転落死した事故で、警視庁は2日、神奈川県相模原市の施工会社など関係先の家宅捜索を行いました。

警視庁が業務上過失致死の疑いで家宅捜索を行ったのは、アパートを施工した神奈川県相模原市の「則武地所」や、設計を担当した横浜市の会社です。
この事故は4月17日、東京・八王子市南新町にあるアパートで踊り場と2階をつなぐ部分が崩れ、住民の大手里美さん58歳が転落して頭を強く打ち、5日後に死亡したものです。
これまでの調べで崩れた階段は鉄製で、木でできた踊り場と接続されていましたが、踊り場自体と接続部分の木材が腐食していたことが判明しています。法令で必要とされる防腐処理が十分でなかったとみられ、警視庁は施工に問題がなかったか調べています。