劣等感を感じやすいSNS社会で幸せに生きる3つのポイント

2021.04.09(金)

06:50

TOKYO MX(地上波9ch)朝のニュース生番組「モーニングCROSS」。3月15日(月)放送の「オピニオンCROSS neo」では、IT起業家の関口舞さんがSNS社会で幸せになる方法について述べました。

TOKYO MX(地上波9ch)朝のニュース生番組「モーニングCROSS」。3月15日(月)放送の「オピニオンCROSS neo」では、IT起業家の関口舞さんがSNS社会で幸せになる方法について述べました。

◆SNSで劣等感…そんなときにおすすめの方法

関口さん含め、彼女の周囲で最近よく持ち上がっているという「脳内クソリパー問題」。これはSNS投稿をはじめ、普段の行動に対し、寄せられるであろう「批判リプライ」や「クソリプ」などのことが事前に思い浮かんでしまうという問題。これに対し、予め予防線を張る人も増えていると言います。

また、現在は他者との比較が容易にできる時代で、劣等感を感じる人が増えており、「特にInstagramやTwitterで自分の仕事や生活や容姿に劣等感を抱きやすいという調査結果もある」と関口さん。「ネットでいろいろな人を見て自信をなくしている人も多いのではないでしょうか」と疑問を投げかけ、そんなときに知っておいてほしいこととして、3つのポイントを紹介します。

まずは「ダニング=クルーガー効果」。これは能力が高い人ほど客観的視点を持つことができ、自分を過小評価してしまう心理が働くというもの。米コーネル大学の研究では、「自分のユーモアのセンスや論理的思考力は同世代の人と比べ、どのあたりのポジションにいると思うか?」という質問に対し、成績の良い学生ほど自分の順位を正しく、もしくはわずかに低く見積もり、成績が悪い人ほど高く見積もるという結果があるとか。関口さんは、「SNSでいろいろな情報を見て、自分を卑下して自信を失いがちの人はもしかしたら優秀だからかもしれない。そこをまず知ってほしい」と言います。

また、自信を持つことも重要で、そこで知っておきたいのが「代理的体験」。これは、自分に近い人や似た人がうまく行動している姿を見ると、“自分にもできるのではないか”という気持ちを起こさせ、自己効力感が高まること。関口さんは「例えばSNSで同世代が活躍しているのを見て、それに比べて“私なんて……”となるのではなく、考え方を切り替え、代理的体験を得たと前向きに捉えるといい」と解説します。

最後は、「幸せになるためのお金と心の使い方」。ある研究によると、他人のためにお金を使ったり、他人の幸福を願ったりすると、自分の幸福度が上がるそうで、「現代においては、例えばクラウドファウンディングや推し活」と関口さんは比喩。実際、クラウドファウンディング市場は活況で、コロナ禍にも関わらず、この3ヵ月でおよそ7億円の寄付が集まっています。

総じて関口さんは、SNS社会で幸せになるための方法として、「劣等感を感じそうになったら、そう思うことが自分はむしろ優秀で、人の良さに気付くことができると考える」。「自分と似た人の成功から代理的体験を得て、自己効力感を強めていこうと考え方を変えていく」。さらには、「クラウドファウンディングや推し活などに参加し、心のなかで応援して人の幸せを願うことで自分も幸せになっていく」と3つのポイントを改めて強調。

今やインターネットやSNSは生活から切り離せないものだけに、「せっかくなら幸せになれるようみんなで頑張っていきましょう!」と呼びかけていました。

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<番組概要>
番組名:モーニングCROSS
放送日時:毎週月~金曜 7:00~8:00(※番組終了)
レギュラー出演者:堀潤、宮瀬茉祐子
番組Webサイト:https://s.mxtv.jp/morning_cross/
番組Twitter:@morning_cross

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