TOKYO MX（地上波9ch）朝のニュース生番組「モーニングCROSS」（毎週月～金曜7:00～）。1月4日（月）放送の「オピニオンCROSS neo」のコーナーでは、IT起業家の関口舞さんが“オンラインレッスン”について述べました。

◆オンラインレッスンはメリット大！

コロナ禍で在宅時間が増えるなか、それに伴い注目されているのがオンラインレッスン。今やさまざまな業種が進出し、実践した方々からは「顧客のつなぎとめに成功した」、「顧客層が広がった」、「売上が増加した」などポジティブな意見が多く、今後も続けたいという方が75％。

関口さんは「一定の効果が出ている」と言います。その背景には、「オンラインだからこそのメリット」があり、その1つが「店舗を持っていなくても、先生になれること」。

スキルシェア系サービスの1つ、まなびのマーケット「ストアカ」では、25歳の大学院生がZoomを活用し「一緒にやれば1時間で5品できる作り置き講座」を始めたところ、あっという間に人気1位に。

先日、関口さんも実際に参加したそうで、料金は1回700円。事前に買い物リストが送られ、それを用意し、Zoomに接続する環境さえあれば、自宅のキッチンで受講することができます。1回の受講生は50人程度で、先生である大学院生に教えてもらいながら調理し、みんな何かあればその都度質問もでき、結果本当に1時間で5品作れたと言います。

既存の料理教室は、基本的にスタジオなど場所代がかかり、それが大きな負担となっていましたが、オンラインであれば自宅のキッチンから配信でき、なおかつユーザー側も出向くことなく、料理ができたらすぐに家族と食べられます。さらには遠方に住んでいても参加可能とメリットが多く、「普通の料理経室にも参加したことがあるが、“ちょっと自炊を頑張りたいな”というくらいなら、オンラインのほうが気軽でいい」と関口さん。

料理経室以外にも最近ではオンラインヨガ教室も人気で、「いちいち着替えて、でかけてヨガをして、もう一度着替え、化粧を直して……というのは大変。自宅でできるという良さがあるのは大きい」とオンラインの魅力を訴えます。

◆オンラインで学び、いずれは教える側にも!?

オンラインレッスンの需要とともに講座の主催者数も増加。さらには「ストアカ」のようなスキルシェア系サービスも数多くあり、コンテンツもハンドメイド教室やメイク教室、ボーカル、ピアノ、ギターレッスンなど実にさまざま。

また、レッスンはこれまで“先生＝プロ”が主流でしたが、前述の大学院生や主婦などが開催するレッスンが人気を得ることも多々あるとか。オンラインで学ぶだけでなく、自分の仕事や得意分野を活かし、先生になることも可能なだけに、関口さんは「2021年はオンラインの学びで新しい自分の可能性を広げる1年にしてみては」とおすすめします。

国際ジャーナリストの高橋浩祐さんは、テレワーク・リモートの可能性に言及。高橋さん自身、イギリスの会社に属しながら日本で活動しており、「語学力があって、ある程度ITに強く、グローバルマインドを持っていれば国境を越えてリモートで働ける、そういう時代」と主張。

キャスターの宮瀬茉祐子は、オンラインと言えば“副業”のイメージがあるなかで、自分が教える側に回れることを知り「今から学び、教える側にいけるぐらい頑張りたい」と意欲を見せます。一方、すでにオンラインでワークショップなどをやっているMCの堀潤は「確かに海外からもリアルタイムに参加してもらったりできるので、その良さは実感している」と手応えを話していました。

※この番組の記事一覧を見る

＜番組概要＞
番組名：モーニングCROSS
放送日時：毎週月～金曜 7:00～8:00　「エムキャス」でも同時配信
レギュラー出演者：堀潤、宮瀬茉祐子
番組Webサイト：https://s.mxtv.jp/morning_cross/
番組Twitter：@morning_cross