政府による緊急事態宣言の発令が決まるのを前に、東京都の小池百合子知事がTOKYO MXの単独インタビューに応じました。小池知事は「もう一度感染防止の原点に戻って、協力をお願いしたい」と都民に向けて呼び掛けました。詳しくは動画をご覧ください。

新年早々、新型コロナ対策に奔走している小池知事は、1月2日にはコロナ対策を担当する西村経済再生相に隣接する首都圏3県の知事とともに訪れ、緊急事態宣言の発令を求め、菅首相の表明に結び付けました。ただ、小池知事はインタビューの中で、宣言の具体的な内容は国と調整中だと述べるにとどめました。
また、小池知事は直面している大きな課題として、感染者数の増加に加え、イギリスなどで見つかっている新型コロナウイルスの「変異種」への対応を挙げました。感染状況の分析や東京都の政策立案などを行う専門機関であるiCDC=東京感染症対策センターでの分析や対策を急ぐ考えです。厳しい感染状況が続く中、期待がかかるワクチンの接種については、国としっかり連携して進めることを強調しました。
インタビューの最後、小池知事は「感染者が多く出ているが、医療体制をしっかり守る。そのためのさまざまな工夫を重ねていくので、医療の現場で闘っている医師・看護師を守るという意味でも、感染しない・させないという基本を皆さんと共有し、なんとしてもコロナに打ち勝つ」と述べ、改めて都民への協力を求めました。