生きづらさを抱える人に対して、こころと命を守る緊急対策を実施

ニュース

東京インフォメーション

2020.12.22(火)

17:00

暮らしに役立つ情報をお伝えするTOKYO MX（地上波9ch）の情報番組「東京インフォメーション」（毎週月―金曜、朝7:15～）。
今回は東京都がこころと命を守る緊急対策を実施していることについてや、中小企業などが取り組む新型コロナウイルス感染症対策の申請受付期間を延長することについて紹介しました。

◆こころと命を守る緊急対策を実施

新型コロナウイルス感染症の影響で、自殺リスクの高まりが懸念されることから、東京都では、生きづらさを抱える人に対して、こころと命を守る緊急対策を実施します。

緊急対策の1つとして、外部有識者が制作したAIチャットボット「こころコンディショナー」を試行し、こころの悩みと不安のケアを行います。AIチャットボットは、福祉保健局のウェブサイトから利用できます。

民間団体などと連携して行っている「若年被害女性等支援モデル事業」について、新たにホテルを借り上げ、一時的な居場所を提供し、より丁寧に寄り添う支援が、年内に開始される予定です。

また、東京都教育委員会では、都内の中高生を対象としたSNS教育相談「相談ほっとLINE＠東京」の受け付け時間を、2021年3月31日（水）まで、午前9時～午後11時としています。

さらに、児童・生徒・保護者を対象とした電話相談を、フリーダイヤル0120-53-8288で、24時間、受け付けています。
つらい悩みがあるときは、ひとりで抱え込まず、勇気を出して窓口にご相談ください。

◆“コロナ対策”の受付期間等を延長

東京都は、中小企業などが取り組む新型コロナウイルス感染症対策について、申請受け付け期間を延長すると発表しました。

申請受け付け期間が2021年2月26日（金）まで、助成対象期間などが2021年4月30日（金）まで延長される支援事業は、6つあります。

「飲食事業者の業態転換支援事業」は、売り上げが落ち込んでいる都内中小飲食事業者が、新たにテイクアウトや宅配、移動販売などのサービスに取り組む際の経費の一部が助成されます。

「飲食事業者向けテラス営業支援」は、飲食店などが道路などで臨時的なテラス営業を行う際に必要なイスやテーブルなどを新たに調達する経費の一部が助成されます。

タクシー事業者が実施する乗客・乗務員の安全・安心の確保に向けた取り組みへの支援。バス事業者が実施する乗客・乗務員の安全・安心の確保に向けた取り組みへの支援。宿泊事業者が“3密”の回避など「新しい日常」への対応に向けて取り組む非接触型サービスの導入などを支援する事業。そして、各業界団体が作成したガイドラインなどに沿った感染防止対策に必要な経費を助成する支援事業について対象経費を拡充するなど、支援事業がリニューアルされます。

さらに、テレワーク導入に取り組む中小企業などを対象に、テレワーク機器などの導入にかかわる経費を助成する「テレワーク定着促進助成金」は、申請受け付け期間が延長になります。
詳しくは、東京都防災ホームページをご覧ください。