暮らしに役立つ情報をお伝えするTOKYO MX(地上波9ch)の情報番組「東京インフォメーション」(毎週月―金曜、朝7:15~)。
今回は都が聴覚障害者向けのコミュニケーション支援として「電話代理支援」や「遠隔手話通訳QRコードの利用」などを始めたことや、在留外国人向けに新型コロナウイルス感染症予防を訴えるメッセージ動画を多言語で作成したことを紹介しました。

◆ICTで聴覚障碍者への支援拡充
東京都は、聴覚障害者向けのコミュニケーション支援として、新たにICTを活用した2つの支援事業を始めました。
(小池知事会見/6日)
「今回、新たな取り組みとして、手話通訳を必要とされる方が都の窓口に訪れることなく、自宅から問い合わせができる『電話代理支援』を導入することといたしました」
聴覚障害者向けに新たに導入された支援事業の1つ、「電話代理支援」は、都の窓口へ電話をかける代わりに専用ウェブサイトへアクセスし、テレビ電話、文字チャットを通じて、手話通訳オペレーターとコミュニケーションが取れます。
手話通訳オペレーターは、その場で都の職員に電話連絡をして、双方の話をリアルタイムで通訳するという仕組みです。
(小池知事会見/6日)
「来庁される方については、手話通訳オペレーターとテレビ電話でつながる機能を搭載したタブレット端末を貸し出してきた、これを続けますが、これに加え、それぞれが持っているスマートフォンを使って、同じサービスが受けられるようになる」
もう1つの支援事業、「遠隔手話通訳QRコードの利用」は、都庁舎や都の事業所の窓口に設置してあるQRコードを、自身のスマートフォンなどで読み取ることによって手話通訳オペレーターにつながり、より手軽に遠隔手話通訳サービスが受けられるようになるというものです。
事業の詳細は、ウェブサイトで確認することができます。
関連リンク
https://www.metro.tokyo.lg.jp/tosei/hodohappyo/press/2020/11/06/08.html
https://www.fukushihoken.metro.tokyo.lg.jp/ictdeaf/index.html
◆多言語で“コロナ対策メッセージ動画”
東京都は、在留外国人向けに、新型コロナウイルス感染症予防を訴えるメッセージ動画を、多言語で作成しました。
これは、年末年始に向けて、都内の外国人コミュニティーなどでも、お祭りやイベントなどで人が集まる機会が多くなることから、改めて、都内に暮らす外国人向けに、新型コロナウイルスの感染予防を訴えるために作成されました。
「やさしい日本語」、英語、ネパール語、タガログ語など多言語で作成されていて、今後、ほかの言語でも作成・配信されるということです。
東京都公式動画チャンネル「東京動画」から見ることができます。
都では、知り合いや近所に暮らす外国人の方に、「こんな情報提供ツールがある」ということを伝えて欲しいと呼びかけています。
関連リンク
https://tokyodouga.jp/
◆“マンホール蓋のスタンプラリー”再開
一時、中止になっていた「デザインマンホールモバイルスタンプラリー」が、11月19日(木)から再開します。
これは、都が区市町村と連携し、昨年度から設置を進めている、アニメやマンガ、ご当地キャラクターなどのデザインマンホール蓋を活用して行っていたものです。
新型コロナウイルス感染症の影響で、一時、中止となっていたこのスタンプラリーが再開されます。
開催期間は、11月19日(木)~12月20日(日)までです。
スマートフォンなどモバイル端末で公式サイトにアクセスし、スタンプラリーのポイントになっている都内42カ所のデザインマンホールの蓋を巡ってデジタルスタンプを獲得するもので、獲得したポイントに応じて抽選で3,300人に景品が贈られます。
さらに、ポイントを全て獲得すると、デジタル認定証がダウンロードできます。
また、11月19日(木)から、「マンホールカード特別版」の配布が、都内各所で始まります。デザインは全部で12種類、カードごとに配布場所が指定されています。
カードのデザインや詳しい配布場所は、産業労働局のウェブサイトをご覧ください。
関連リンク
https://www.metro.tokyo.lg.jp/tosei/hodohappyo/press/2020/10/28/11.html
https://www.sangyo-rodo.metro.tokyo.lg.jp/tourism/shisaku/kickoff/
<番組概要>
番組名:東京インフォメーション
放送日時:毎週月―金曜 7:15~7:20
キャスター:久保井朝美、平川彩佳
番組Webサイト:https://s.mxtv.jp/tokyoinfo/