暮らしに役立つ情報をお伝えするTOKYO MX(地上波9ch)の情報番組「東京インフォメーション」(毎週月―金曜、朝7:15~)。
今回は新型コロナウイルスの感染拡大防止のために都の要請や協力依頼に全面的に協力している中小企業の事業者に支給する“感染拡大防止協力金”の受付についてや、専門医の新型コロナウイルスについての解説を紹介しました。

◆“感染拡大防止協力金”の受付
緊急事態措置に関連し15日に発表された「東京都感染拡大防止協力金」の受け付けが、特設サイトで始まっています。
協力金は、新型コロナウイルスの感染拡大防止のために都の要請や協力依頼に応じて、施設の使用停止や営業時間の短縮に全面的に協力している中小企業の事業者に支給するというものです。
支給金額は50万円。2つ以上の事業所で休業などに取り組む事業者は100万円です。
特設のポータルサイト「東京都感染拡大防止協力金のご案内」では、受け付け要件の確認を初め、申請に必要な書類を入手することもできます。
申請書類の提出方法は、オンライン・郵送・持参があります。受け付け期間は、6月15日(月)までで、郵送の場合は、簡易書留など郵便物の追跡ができるものを利用してください。
持参の場合は、都税事務所・支庁内に設置された専用ボックスに、締切日の午後5時までに投函してください。
詳しくは、ポータルサイト「東京都感染拡大防止協力金のご案内」をご覧ください。
関連リンク
https://www.tokyo-kyugyo.com/
◆専門医が解説“新型コロナ”
新型コロナウイルス関連の最新情報などを、毎日、伝えている小池知事のWEB会見で、23日、専門の医師が新型コロナウイルスについて解説しました。
(小池知事)
「この感染症の特徴、怖さについて教えてください」
(都立駒込病院 感染症科 今村顕史部長)
「この(新型)コロナウイルスは、かなり初期から肺炎を起こし、重症・重篤へ急速に肺炎が進む。
特に、“重症”になってから、(人工)呼吸器が必要な“重篤”となるスピードが、専門医から見ても、厳しいなと思うくらいに進行が速いのが特徴です。
その一方で、8割の人が軽症という報告があります。
ただ、この軽症者が多いということが、この感染症の難しさです。
軽症の人も、鼻もしくは喉に多くのウイルスをもっていて、感染を広げます。
(症状が)軽い人も多くいて感染を広げやすく、多くの人が感染してしまい、その中で、一定の割合で重篤の人が積み重なってしまいます」
(小池知事)
「現場におられる医師から、新たな感染者をなくすための行動・予防策、都民へのメッセージを」
(都立駒込病院 感染症科 今村顕史部長)
「全ての人がこの感染症と闘わなければ、この感染症を乗り越えることは絶対にできません。
皆さん一人ひとりが、実は最前線にいるのだということを分かってほしいと思います。
そのために、自分の命、身近な人の命、それを救うために行動をとってもらえたら。
皆さんが行ってくれる自粛の一つひとつの積み重ねは、必ず、僕たちが救おうとしている命につながっていると思います」
関連リンク
https://stopcovid19.metro.tokyo.lg.jp/
◆「きょうの行動が将来の東京をつくる」
首都圏連携で進めている「STAY HOME週間」。小池知事は、「2週間後の結果は、現在の行動がつくる」として、さらなる外出自粛を呼びかけました。
(小池知事会見/26日)
「『STAY HOME週間』初日だった25、26日の街の人出は、先週と比べると減っているようにも見えますが、依然として多くの方が行き交っているように見受けられます。
隅田川遊歩道では、(26日の)午前中から気温も上がり、多くの方が散歩・ジョギングをされていた。
適度な運動をすることは必要ですが、『STAY HOME週間』のポータルサイトには、おうちでできる運動、エクササイズの動画もたくさんあるので、どうぞ、おうちで試していただきたい。
つまり、私たちの“きょうの行動”、外出抑制が、東京の2週間後の将来をつくります。
『STAY HOME週間』、おうちで過ごしていただきたい。どうぞよろしくお願いいたします」
関連リンク
https://www.koho.metro.tokyo.lg.jp/diary/news/stay_home.html
<番組概要>
番組名:東京インフォメーション
放送日時:毎週月―金曜 7:15~7:20
キャスター:久保井朝美、平川彩佳
番組Webサイト:https://s.mxtv.jp/tokyoinfo/