新型コロナウイルス対応として、感染症緊急融資と経営相談で中小企業を都が支援

2020.03.18(水)

17:00

暮らしに役立つ情報をお伝えするTOKYO MX(地上波9ch)の情報番組「東京インフォメーション」(毎週月―金曜、朝7:15~)。
今回は東京都が実施している新型コロナウイルス感染症に対応した中小企業支援や、昨年度の都内私立学校での児童・生徒の問題行動・不登校などの実態調査について紹介しました。

暮らしに役立つ情報をお伝えするTOKYO MX(地上波9ch)の情報番組「東京インフォメーション」(毎週月―金曜、朝7:15~)。
今回は東京都が実施している新型コロナウイルス感染症に対応した中小企業支援や、昨年度の都内私立学校での児童・生徒の問題行動・不登校などの実態調査について紹介しました。

◆緊急融資と経営相談で中小企業を支援

東京都は、新型コロナウイルス感染症に対応した中小企業支援を実施しています。

まず、緊急融資制度を創設しました。新型コロナウイルスの影響を受け、最近3カ月の売上または今後3カ月の売上見込みが去年12月以前の直近同期比で5%以上減少している中小企業者と組合が対象です。

融資限度額は2億8千万円で、融資期間は運転資金が10年以内、設備資金が15年以内。

信用保証料は 都が全額を補助します。東京都中小企業制度融資取扱指定金融機関や産業労働局の金融課などで受け付けています。

そして、新型コロナウイルスにより経営面の影響を受けている中小企業へ専門家を派遣し、経営改善などに向けたアドバイスも実施しています。

中小企業診断士などからの助言を、1社4回まで無料で受けることができます。

東京都中小企業振興公社の総合支援課で受け付けていますが、公社が設置した「新型コロナウイルスに関する特別相談窓口」での事前の相談が必要となります。

関連リンク
https://www.metro.tokyo.lg.jp/tosei/hodohappyo/press/2020/03/05/26.html



 

◆私立学校の児童・生徒の問題行動

昨年度の都内私立学校での児童・生徒の問題行動・不登校などの実態を調査した結果がまとまりました。

これは、都内の私立の小学校53校・中学校187校・高等学校241校・特別支援学校4校を調査したものです。

暴力行為の発生件数は、前の年度と比べて小学校・中学校・高校で増加。いじめの認知件数は、小学校・中学校・高校で増加し、特別支援学校では前の年度に続き「ゼロ」でした。
いじめの発見のきっかけは「アンケート調査など学校の取組により発見」が最も多く、次いで「本人からの訴え」でした。

いじめの種類は「冷やかしやからかい、悪口や脅し文句、嫌なことを言われる」がトップで、「仲間はずれ、集団による無視をされる」が続きました。

長期欠席者数は小学校・中学校・高校で増加していました。

そして、高校の中途退学者数は、全日制と通信制で増加し、定時制では減少しました。

関連リンク
https://www.metro.tokyo.lg.jp/tosei/hodohappyo/press/2020/02/18/15.html




◆“サポカー補助金"との重複は不可

「令和元年度 東京都高齢者安全運転支援装置設置補助制度」の要件が変わりました。

この制度の対象は、今年度中に70歳以上になる人です。

ペダルの踏み間違いなどによる急発進を防ぐ、後付けの安全運転支援装置の購入・設置費用の9割を、自動車1台につき10万円まで補助するものですが、国の「サポカー補助金」が始まったのに合わせ、利用条件が変更されました。

都の制度の対象となる補助事業者は、国が実施する「サポカー補助金」と重複して交付申請していな
いことが新たな要件に加わりました。

今回の変更で、都の補助金による控除を利用して安全運転支援装置を購入・設置する場合には、国の補助金による控除を受けることはできませんのでご注意ください。

関連リンク
https://www.metro.tokyo.lg.jp/tosei/hodohappyo/press/2020/03/06/06.html




<番組概要>
番組名:東京インフォメーション
放送日時:毎週月―金曜 7:15~7:20
キャスター:久保井朝美、平川彩佳
番組Webサイト:https://s.mxtv.jp/tokyoinfo/

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