都は来年の東京五輪のマラソンと競歩を札幌で開催するとした国際オリンピック委員会の案を巡り、都に寄せられた意見の9割近くが札幌案に反対するものだったと明かしました。

移転案が明らかになった翌日の10月17日から24日にかけて電話やメールで多くの意見が寄せられ、この中で札幌案の賛否に関するものは約400件ありました。
このうち88%が反対意見で「都の税金が無駄になる」といった主張があったということです。
一方、リサーチ会社を通じて都民約2000人を対象として実施したアンケートでは、賛成と反対どちらも35%前後で拮抗していました。
ただ都に十分な説明がないまま会場変更が発表されたいきさつは、回答者の80%近くが「妥当ではない」としました。