東京・目黒の女児虐待死 父親に懲役18年を求刑「比類なく悪質」

2019.10.08(火)

10:45

 当時5歳だった船戸結愛ちゃんが両親から虐待を受けて死亡したとされる事件で、保護責任者遺棄致死などの罪に問われた父親の裁判が開かれ、検察側は懲役18年を求刑しました。

 当時5歳だった船戸結愛ちゃんが両親から虐待を受けて死亡したとされる事件で、保護責任者遺棄致死などの罪に問われた父親の裁判が開かれ、検察側は懲役18年を求刑しました。

 起訴状によりますと父親の船戸雄大被告(34)は、2018年1月下旬ごろから長女・結愛ちゃん(当時5)に暴行を加えた上、結愛ちゃんが極度に衰弱していると分かっていながら放置し、死亡させた罪などに問われています。

 10月7日の裁判で、検察側は「苛烈な虐待を主導し、食事制限で飢えの苦しみを与え、逃げ場のない被害者をいじめ抜いた犯行の悪質性は比類なく重い」として懲役18年を求刑しました。一方、弁護側は「雄大被告がしたことは許されることではない」とした上で、「亡くなる直前もバナナを食べさせ、完全な放置ではない」として、懲役9年が相当であると主張しました。

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