東京に関わるさまざまな外国人の視点で東京の魅力を再発見するTOKYO MX(地上波9ch)の国際情報バラエティ番組「明日どこ!? DX」(毎週金曜12:29~)。9月6日(金)放送の「大使館晩餐会」のコーナーでは、前回に引き続き、レソト王国大使館を特集。大使公邸でレソト料理をご馳走になりました。

◆レソト王国は女性の社会進出推奨の国
特命全権大使をつとめるのは、コーナー初となる女性大使のパレサ・モセツェさん。レソト王国で有名な商品は何かを尋ねると、アロエの栽培が盛んで、それを材料に作られたさまざまな化粧品の人気があると言います。「全部アロエから作っていて、アメリカと南アフリカに輸出しているの」と話します。今では、売り上げが数億円を超える注目の産業だそうです。
レソト王国は女性の社会進出を推奨しているとあって、大使は「(化粧品を)作っているのは、女性が社長を務めている会社なの。女性が頑張る時代よ。彼女は会社に多くの女性を雇用しているの」と胸を張ります。そんな現状を知り、番組スタッフは「レソト王国では、女性が政治や社会活動に自由に参加できるようになっていて、さらにそのシステムをより良くしていく体制ができているんですね」と頷きます。
◆大使自らキッチンに
続いては、目黒区大岡山にある大使公邸を訪れます。笑顔で出迎えてくれたのは、大使の夫ウフルさん。
2階へ案内してもらうと、まるでパーティー会場のような広々としたリビングに思わず息を吞む番組スタッフ。さらに、食堂スペースや客室、まるで業務用のようなアイランドスタイルのキッチンも。
大使は日ごろから、お手伝いのマヌーカ マケサさんと一緒に料理の腕を振るうといいます。そこで今回は大使手作りのレソト料理をご馳走になることに。手際よく料理をする大使に期待の高まる番組スタッフ。
カボチャの葉っぱを煮たあとに、カボチャを加え、塩、スプリングオニオン、ミルクで味付けした「モロホ」、牛の腸と胃を2時間ほど煮込んで塩で味付けした「ディカハレ」、トウモロコシの粉を使った主食の「パパ」、食前・食後に飲む「モトホ」など、日本では見たことのないような珍しいメニューの数々が食卓にズラリと並びます。
まず、モトホを飲んでみた番組スタッフは「これは発酵させていますね。スッキリしていてヨーグルトのよう」と感想を口にします。大使によると、ソルガムという植物に水とイースト菌を加えて発酵させたもので、作るのに3日間かかるのだそう。
レソト王国では、日本でいうお米のように、パパを主食におかずを食べるそうで、同国のスタイルで大使の手料理の数々に舌鼓を打ちました。
<番組概要>
番組名:明日どこ!? DX
放送日時:毎週金曜 12:29~12:55 「エムキャス」でも同時配信
※再放送 翌週火・木・土曜 23:00~23:30 <TOKYO MX2>
番組Webサイト:https://s.mxtv.jp/variety/asudoko/
番組Twitter:@asudoko_dx