TOKYO MX(地上波9ch)のワイドショー生番組「バラいろダンディ」(毎週月~金曜21:00~)。8月8日(木)放送の「無病息災!バラいろ健康学会 2ndシーズン」のコーナーでは、産婦人科医の丸田佳奈先生が「嗄声(させい)」の予防と対策について解説しました。

◆嗄声とは……
嗄声とは、声がかすれるなどによる声の音質の異常です。
声帯は、呼吸をしているときには開いているのに対し、発声時は閉じた声帯が細かく振動します。声を出すときの声帯の振動は、男性1秒間に平均100~150回、女性は平均250~300回とも言われています。しかし、声帯がぴったりと閉じない、動きが悪いなど何らかの理由で異常が起きると、声が出にくくなったり、音質に異常が生じたりします。
そんな嗄声の代表的な原因は、3つあります。
◆原因
・声帯結節
これは、声帯の使い過ぎにより、声帯にタコのようなものができるのが特徴です。なりやすいのは、歌手、教師、保育士、政治家など大きな声を出すことが多い職業の人です。また、子どもでも、スポーツの応援などで大きな声を出すことで、嗄声になってしまうことがあります。
・声帯ポリープ
声の酷使や炎症により、声帯に血豆ができ、声帯粘膜が膨れるのが特徴です。原因ははっきりしていないものの、最近では喫煙との関係性も指摘されているそうです。
・ポリープ様声帯
喫煙やアルコール、声の酷使が原因で声帯全体が膨れ、女性に多いのが特徴です。ホステスなどの職業の人がなりやすいようです。
・その他
風邪が原因で起こる声帯炎、腫瘍、神経麻痺の症状がある人もなることがあります。
軽症の場合であれば、声帯を安静にしたり、正しい発声法を会得したりすることで治すことができるそうですが、重症の場合は手術が必要となるケースもあると丸田先生。
そして、予防と対策を紹介してくれました。
◆「嗄声」の予防と対策
・声を酷使しない
大声を出さない、無理な発声をしない、喉に力を入れない、会話のときはなるだけ聞き手にまわりましょう。風邪のとき、スポーツ観戦後、カラオケやクラブなどで大声を出した後は、喉の安静の時間を取るようにしてください。
丸田先生は、「ひそひそ声でしゃべるのは、さらに声帯に負担がかかると言われているので、喉を休めるにはしゃべらないことが一番です」と補足します。
・禁煙
喫煙による影響が大きいとされているので、禁煙を心がけましょう。
・乾燥対策
加湿器の使用や、マスクを着用しましょう。また、こまめにお茶などを飲むだけでも喉が潤います。
夏休み中のメインMC・蝶野正洋に代わり“レジェンドレスラーMC”をつとめた天龍源一郎は「この声で良かった!」BEST3を発表。手術すれば、ある程度、元通りの声になるかもしれないと言われましたが「もう今更戻したら、気持ち悪いよ」と苦笑いを見せていました。
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<番組概要>
番組名:バラいろダンディ
放送日時:毎週月~金曜 21:00~21:54 「エムキャス」でも同時配信
メインMC:蝶野正洋(月~木曜)、島田洋七(金曜)
アシスタントMC:阿部優貴子(月~木曜)、関谷亜矢子(金曜)
月曜コメンテーター:倉田真由美、武井壮、苫米地英人(隔週)
火曜コメンテーター:玉袋筋太郎、内山信二、安東弘樹
水曜コメンテーター:湯山玲子、遠野なぎこ、大竹まこと(月1)
木曜コメンテーター:梅沢富美男、ナジャ・グランディーバ、ダイアナ・エクストラバガンザ
金曜コメンテーター:水道橋博士、金村義明、ライムスター宇多丸、前園真聖(隔週)、デーブ・スペクター(隔週)
バーディ:大原優乃(月曜/8月)、森山るり(火曜)、梅宮アンナ(水曜)、橋本マナミ(木曜)、井上咲楽(金曜)
番組Webサイト:https://s.mxtv.jp/barairo/
番組Twitter:@barairoMX