東京に関わるさまざまな外国人の視点で東京の魅力を再発見するTOKYO MX(地上波9ch)の国際情報バラエティ番組「明日どこ!? DX」(毎週金曜12:29~)。6月21日(金)・28日(金)放送の「大使館★晩餐会」のコーナーでは、トルコ共和国大使館を訪れました。

◆友好のシンボルは“軍艦”
6月14日(金)の放送で、トルコ共和国大使館を訪れた番組スタッフ。駐日特命全権大使、ハサン・ムラット・メルジャンさんとの原宿散歩から戻り、館内を案内してもらうことに。
ロビーに飾られた日本とトルコの国旗の間には、船の模型が。これは、実在したトルコの軍艦「エルトゥールル号」。トルコと日本が親密になった、ある出来事を象徴しています。
「明治時代、和歌山県の串本沖で沈没し、600名近くのトルコ船員の命が失われました。そのとき、串本の方々は、生き残った69名の船員の手当てをしてくれたのです」
当時、現地に住む日本人が救助にあたっただけでなく、政府は旧日本海軍の船を出し、生き残った人々をトルコまで送り届けました。トルコの人々は100年以上経った今もなお、その出来事に感謝しているのだとか。この模型は、トルコと日本の友好のシンボルなのです。
◆大切な秘書たちの恋人募集!?
番組スタッフは、大使とともに4階へ。秘書室には、「父親の仕事の関係でトルコに住んでいた」という齋藤いづみさんと、「大学でトルコ語を勉強した」という桑迫静香さんの姿が。
ハサンさんの人となりを尋ねると「お父さんのような方です」と桑迫さん。ただし、日本語で答えたため、ハサンさんは「何と言ったの?」と気になる様子。番組スタッフが教えると、「そうか。私にとっても娘だよ」と嬉しそうに答えます。
続けて、「私の夢は彼女たちをナイスガイと結婚させること。ここに完璧な独身女性がいると、日本中のハンサムボーイたちに伝えたい」と話し、和やかでアットホームな雰囲気に。
◆大好物には“マイ七味唐辛子”
撮影日は断食月「ラマダン」の期間中だったため、日没後、大使の“東京ソウルフード”を案内してもらうことに。
訪れたのは、日本料理を提供する「がらり 千駄ヶ谷店」。
まず運ばれてきたのは「嘗め味噌三種盛り合わせ」と「新鮮スティック野菜盛り合わせ」。大使いわく「日本の野菜1個の値段で、トルコでは1kgの野菜を買うことができる」そうですが、新鮮な日本の野菜が大好物なのだとか。
続いてのソウルフードは肉料理。宗教上の理由で豚肉を食べることができない大使。大好物は、ここでいただくことができる「若鶏の味噌唐揚げ」だと言います。辛いものが好きな大使は、いつも持ち歩いているという“マイ七味唐辛子”を振りかけ、ご満悦。
最後に、大使の夢を尋ねました。
「日本の農業関係の企業や、農家の方々がトルコにいらしてくれたら、土地の提供を手助けするので、日本の農法で生産を手伝ってもらいたい。ご関心のある方はトルコ共和国大使館まで!」
思わず「来週あたり、会社をやめてトルコに行きたい(笑)」と口走る番組スタッフ。大使と飲み交わしながら、トルコのいっそうの発展を願いました。
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<番組概要>
番組名:明日どこ!? DX
放送日時:毎週金曜 12:29~12:55
※再放送 翌週火・木・土曜 23:00~23:30 <TOKYO MX2>
番組Webサイト:https://s.mxtv.jp/variety/asudoko/
番組Twitter:@asudoko_dx