東京に関わるさまざまな外国人の視点で東京の魅力を再発見するTOKYO MX(地上波9ch)の国際情報バラエティ番組「明日どこ!? DX」(毎週金曜12:29~)。4月19日(金)放送の「大使館★晩餐会」のコーナーでは、駐日パラオ共和国大使館を訪れました。

パラオ共和国は、フィリピンの東側に位置し、日本からは直行便でおよそ4時間で行ける南の島。本島を中心に約500の島々が連なり、エメラルドグリーンの海と白い砂浜が人気のリゾートアイランドです。
◆パラオを統治していた日本
番組スタッフを迎え入れてくれたのは、特命全権大使のフランシス・マリウル・マツタロウさん。名刺にも“マツタロウ”と日本風の名前が刻まれています。
これは、日本がパラオを委任統治していた時代の名残りだそう。「名前など、日本のライフスタイルを受け入れたんです」と話し、パラオと日本の歴史について教えてくれました。
かつて、スペインやドイツの植民地だったパラオ。第一次世界大戦が始まると、連合国として参戦していた日本が、パラオを含む南洋諸島を委任統治し始めました。終戦後は、パリ講和会議によって日本の委任統治領に。そのとき、多くの日本人がパラオへ移住しました。
第二次世界大戦後は、アメリカの信託統治領に。パラオが独立を果たしたのは、1994年のことでした。
◆パラオ人はプロレス好き!?
ここで、番組スタッフが気になっていた“ある噂”について尋ねてみることに。
「あのアントニオ猪木さんが、パラオに島を所有しているという噂を聞いたんですが……」と尋ねると、フランシスさんは「本当だよ」と即答! 猪木さんは現役時代、パラオに通ってプロレスの特訓をしていたのだとか。
ちなみに、パラオ人はプロレスが大好きなのだそう。猪木さんが所有している島は、現地では“猪木アイランド”と呼ばれているそうです。
◆パラオで続く“イタボリ”の技術
フランシスさんから貝の首飾りをプレゼントされた番組スタッフ。パラオではネクタイと同様、正装時に身につけるものだと言います。南国ならではの風習に、番組スタッフも興味津々。
館内にはパラオならではの工芸品が置かれています。
この木彫りのボードは「ストーリーボード」と呼ばれ、さまざまな物語を彫り込んだもの。この技術は、現地でも“イタボリ”(=板彫り)と呼ばれており、日本の影響がうかがえます。
こちらは、“バイ”と呼ばれる伝統的建築の模型。バイはパラオで「集会所」を意味し、ここには、女性によって選ばれた男性だけが入れるのだそうです。
パラオの独特の文化にふれ、期待が高まる番組スタッフ。次回はパラオ料理をいただきます。
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<番組概要>
番組名:明日どこ!? DX
放送日時:毎週金曜 12:29~12:55
※再放送 翌週火・木・土曜 23:00~23:30 <TOKYO MX2>
番組Webサイト:https://s.mxtv.jp/variety/asudoko/
番組Twitter:@asudoko_dx