「夫がストレス」で妻が病気に!? 話題の“夫源病”を医師が解説

2019.05.03(金)

21:50

TOKYO MX(地上波9ch)のワイドショー生番組「バラいろダンディ」(毎週月~金曜21:00~)。3月14日(木)放送の「無病息災!バラいろ健康学会」のコーナーでは、産婦人科医の丸田佳奈先生が“夫源病の予防と対策”について解説しました。

TOKYO MX(地上波9ch)のワイドショー生番組「バラいろダンディ」(毎週月~金曜21:00~)。3月14日(木)放送の「無病息災!バラいろ健康学会」のコーナーでは、産婦人科医の丸田佳奈先生が“夫源病の予防と対策”について解説しました。

夫源病とは、夫の言動が原因で妻がストレスを感じ、心身に不調をきたす病気のこと。これは医学的な病名ではなく、医師の石蔵文信先生によって考案された造語。昨年は、タレントの上沼恵美子さんが夫源病を公表し、話題となりました。

夫源病は、おもに定年退職後の50~60代以降の夫婦の間で増加し、熟年離婚の原因の1つとも言われています。「亭主関白タイプな夫や、仕事熱心で在職中にあまり家にいなかった夫が、定年退職を機に家にずっといることで発症するケースが多い」のだとか。しかし、なかには20~30代のカップルにも発症例があるそうで、パートナーがいる人であれば誰でも起こり得るものです。

夫源病の症状には、めまい、頭痛、吐き気、動悸、耳鳴り、血圧上昇、不眠、情緒不安定など、さまざまなものがあります。そして、高血圧症やメニエール病、更年期障害など、すでに病気を診断されていたとしても、夫が原因で起こった場合は、その病気と同時に夫源病だと考えられるそうです。

丸田先生によると、夫源病の原因となるような夫は、社会的には「いい夫」と評価されていることが多いそう。そのため、自分が妻のストレスとなっていることに気づいていないケースが多いとか。また、定年後に趣味も友人も少なく、妻の外出などに「ワシも」とついてまわる“ワシも族”も注意が必要とのこと。

夫源病を予防するためのアドバイスとして、丸田先生は、「仲睦まじい“おしどり夫婦”は良いとされていますが、ずっと一緒にいることが原因になることも。『老後は妻とゆっくり過ごそう』という考えは捨ててください」とバッサリ。

また、「おい」「おまえ」「お母さん」などの呼び方は避けるようにとアドバイス。「対等な関係であることが大事。〇〇さん、〇〇ちゃんという呼び方が理想的です」と話します。

そして、夫の家庭内での自立が重要と話す丸田先生。「昼食の用意がストレスになることも。また、妻が夫源病を発症したあとに家事を覚えようとしても、家事を教えることがストレスになり得る。そのため、夫は早いうちから家事をできるようになっておくことが大事」と話します。そして、夫は、妻が1人で過ごす時間を作るよう心がける、妻は夫をおいて旅行をしてみるなど、具体的な方法についても紹介しました。

以下は石蔵先生の著書「妻の病気の9割は夫がつくる」に掲載されている「夫源病危険度チェックリスト」です。夫の場合は、妻に対する言動を振り返ってみましょう。

◆夫の現状
・人前では愛想がいいが、家では不機嫌
・上から目線で話をする
・家事に手は出さないが、口は出す
・妻や子どもを養ってきたという自負が強い
・「ありがとう」「ごめんなさい」はほとんどない
・妻の予定や行動をいちいちチェックする
・仕事関係以外の交友や趣味が少ない
・妻が1人で外出するのを嫌がる
・家事の手伝いや子育てを自慢する自称「いい夫」
・車のハンドルを握ると性格が一変する

当てはまる項目が4つ以下なら問題なし。5~7つあった人は夫源病予備軍、8つ以上の人は夫源病の可能性が高いそうです。

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<番組概要>
番組名:バラいろダンディ
放送日時:毎週月~金曜 21:00~21:54
メインMC:蝶野正洋(月~木曜)、島田洋七(金曜)
アシスタントMC:阿部優貴子(月~木曜)、関谷亜矢子(金曜)
月曜コメンテーター:倉田真由美、武井壮、苫米地英人(隔週)
火曜コメンテーター:玉袋筋太郎、内山信二、安東弘樹
水曜コメンテーター:湯山玲子、遠野なぎこ、大竹まこと(月1)
木曜コメンテーター:梅沢富美男、ナジャ・グランディーバ、ダイアナ・エクストラバガンザ
金曜コメンテーター:水道橋博士、金村義明、ライムスター宇多丸、前園真聖(隔週)、デーブ・スペクター(隔週)
バーディ:椿原愛(月曜/4月)、森山るり(火曜)、梅宮アンナ(水曜)、橋本マナミ(木曜)、井上咲楽(金曜)
番組Webサイト:https://s.mxtv.jp/barairo/
番組Twitter:@barairoMX

 

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