テレビ初取材! スリランカ大使お気に入りの“ミシュラン三ツ星”料理店

2019.03.09(土)

06:50

東京に関わるさまざまな外国人の視点で東京の魅力を再発見するTOKYO MX(地上波9ch)の国際情報バラエティ番組「明日どこ!? DX」(毎週日曜13:00~)。2月24日(日)放送の番組企画「大使館★晩餐会」では、前回に引き続き、駐日スリランカ大使館にスポットを当て、特命全権大使のダンミカ・ディサーナーヤカさんに“東京のソウルフード”を教えてもらいました。

東京に関わるさまざまな外国人の視点で東京の魅力を再発見するTOKYO MX(地上波9ch)の国際情報バラエティ番組「明日どこ!? DX」(毎週日曜13:00~)。2月24日(日)放送の番組企画「大使館★晩餐会」では、前回に引き続き、駐日スリランカ大使館にスポットを当て、特命全権大使のダンミカ・ディサーナーヤカさんに“東京のソウルフード”を教えてもらいました。

前回は、ダンミカさんオススメのスリランカ料理に舌鼓を打った番組スタッフ。今回は、ダンミカさんが「東京で一番日本を感じられる」と言う料理店に向かいます。

案内してもらったのは「神楽坂 石かわ」。「ミシュランガイド東京」で、10年連続三ツ星獲得している日本料理店です。なんと、テレビ取材は「明日どこ!? DX」が初めてとのこと。「ダンミカさんの紹介であれば」と特別に許可をいただきました。

ダンミカさんの“東京のソウルフード”1つ目は、ここで味わえる刺身。スリランカは1年中温暖な気候のため「生ものを食べる習慣がない」のだそう。そのため刺身は、ダンミカさんにとって「最高の料理」だと言います。

この日、店主の石川秀樹さんが提供してくれたのは「豊後水道の天然鯛のお造り」。大分から直送されてきた新鮮な天然鯛を、当日の朝に神経締めし、ほどよく寝かせることでうまみを最大限に引き出した1品。刺身を口にしたダンミカさんも、その味わいに「日本に来てよかった」と笑顔を見せました。

“東京のソウルフード”2つ目は炊き込みご飯。運ばれてきたのは、石川さんの出身地・新潟産のお米と炭焼きのノドグロを炊き込んだ「至高の釜炊きご飯」です。

この炊き込みご飯は、ダンミカさんにとってとても思い入れのある料理だそうです。

スリランカは、ダンミカさんいわく「1日3食米を食べる」ほど米文化を持つ国。もちろん家庭でも米を主食としていますが、4歳のときに母親を亡くしたダンミカさんは“おふくろの味”を知らずに育ったと言います。しかし、この炊き込みご飯を何度も何度も味わううちに、「石川さんには失礼かもしれないけれど、おふくろの味だと感じたんです」とダンミカさん。その言葉に、石川さんも姿勢を正して一礼します。

食事を終えたダンミカさんは、スリランカと日本の関係を語るうえで欠かせない人物、スリランカ初代大統領、ジュニウス・リチャード・ジャヤワルダナ氏について話し始めます。

第二次世界大戦後の1951(昭和26)年、日本と連合国の間でサンフランシスコ講和条約を締結するにいたった「サンフランシスコ講和会議」が行われました。この会議は、敗戦した日本の独立を認めるかどうかを議論する、とても重要なものでした。

連合国側から、日本の占領・分割統治といった計画が挙がるなか、それに反対したのが、現スリランカ(元セイロン)代表として参加していたジャヤワルダナ氏でした。彼は仏陀の言葉を引用し、「憎しみは憎しみによっては止まず、ただ愛によってのみ止む」と演説。各国はそれに賛同し、日本の主権の回復が決まったと言われています。

その後、スリランカと日本の友好関係は、今日にいたるまで長く続いています。2018年、スリランカのシリセーナ大統領夫妻が来日した際にも、天皇、皇后両陛下がジャヤワルダナ氏の演説にふれ、感謝を述べたそうです。

ダンミカさんは最後に、「(スリランカの人に)大好きな国を聞いたら、日本と言うかもしれません。それほど、スリランカの人は日本を愛しています」と、日本への思いを語ってくれました。

次回、3月10日(日)の放送は、台北駐日経済文化代表処にスポットを当て、「大使館★晩餐会」をお届けします。お楽しみに!

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<番組概要>
番組名:明日どこ!? DX
放送日時:毎週日曜 13:00~13:27
※再放送 翌週火・木・土曜 23:00~23:27 <TOKYO MX2>
番組Webサイト:https://s.mxtv.jp/variety/asudoko/
番組Twitter:番組Twitter:@asudoko_dx

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