放送内容
本源的なもの本来的なものを表すのが著者Author
シナリオライター界の重鎮二人が脚本なるものの本質について真率に語る。
◆小津安二郎、黒澤明、日本映画の巨匠といわれる監督たちの作品をどう見ているか映画論・脚本論を展開。
◆小津安二郎監督の「東京物語」には、時代背景として大東亜戦争の影が科白の端々までに色濃く滲み出ている。
◆山田太一作テレビドラマ「ながらえば」について、西部邁がその魅力を語る。
現役の脚本家が脚本の本源性を辿りここでしか聞けな脚本論を本質的に論じます。
ゲスト紹介
1934(昭和9年)浅草生まれ、1958年(昭和33年)早稲田大学教育学部卒業。
松竹に入社後、木下恵助氏のもとで助監督。1965年シナリオライターとして独立。
「岸辺のアルバム」「想い出づくり」「ふぞろいの林檎たち」「丘の上の向日葵」など数多くの名作を手がける。
1982年「ながらえば」「男たちの旅路-戦場は遙かになりて」で芸術選奨文部大臣賞受賞。
脚本家・映画監督
1947(昭和22)年東京都生まれ。早稲田大学文学部除籍。
毎日映画コンクール脚本賞、キネマ旬報脚本賞、ヨコハマ映画祭脚本賞などを受賞。
2011年 『大鹿村騒動記』で、第85回キネマ旬報脚本賞、第35回日本アカデミー賞優秀脚本賞を受賞
2014年 『共喰い』で第87回キネマ旬報脚本賞、第68回毎日映画コンクール脚本賞を受賞