原宿・神宮前のエリアに新たなランドマークとして、複合施設「ハラカド」が来週、開業します。アパレルショップやクリエイターの制作拠点に銭湯など、新たな文化を創造する施設を目指します。
(岡田記者)
「年間およそ8900万人が通行する、ここ神宮前交差点に、新たに誕生したハラカド。その内部は?こちらでは、トレンドカルチャー溢れる原宿の街ならではの個性豊かなセレクトショップの数々に、地下一階には90年以上と長きにわたって高円寺の地で愛されてきた銭湯の2号店も入ります」
ファッションやライフスタイルなど、独自のカルチャーを生み出してきた原宿の「角」に開業する、その名も「ハラカド」。年間1000万人の集客を目指す施設のコンセプトは、「新たな原宿カルチャーの創造と体験の場」です。
(東急不動産 渋谷事業本部 黒川泰宏本部長)
「原宿神宮前エリア一体をクリエティブの聖地にしていきたいと考えております。ハラカドは商業施設ではなく、創造施設として誕生します」
クリエイターの育成などを目的に、1フロアで作品の製作ができるよう、ワークショップが開催されるほか、撮影スタジオも設けられ、この場所から新たなトレンドの創出を目指します。
こちらは出版社が手がけるスペースで、さまざまなテーマや年代の雑誌、およそ3000冊が自由に読めます。
(岡田記者)
「古くは1960年代。平凡パンチといった貴重な雑誌の数々が並びます」
出版社の紙面と連動した企画も毎月、実施され、メディアとしての雑誌の魅力に触れることができます。
また、日本特有の銭湯文化を長く継承したいという想いからオープンする、老舗銭湯の2店舗目も施設の目玉の一つです。
(小杉湯 3代目 平松佑介さん)
「銭湯という文化を、50年後100年後も残しておくという意味では、文化の発信地点であるこの原宿の神宮前交差点に、街に根ざした銭湯をつくるというのは、未来にとってはすごく意味があるのではと思って挑戦しています」
ゆったりとお風呂を満喫した後には、キンキンに冷えた生ビールも。最高の一杯が楽しめます。
さらに施設内には魅力的な飲食店も。韓国でソウルを中心におよそ200店舗、展開しているフライドチキンチェーンが日本初上陸です。そして1903年にフランス・パリで創業した人気カフェも出店し、時代を超えてパリジェンヌたちに愛され続けてきたモンブランが味わえます。
(東急不動産 渋谷開発本部 小澤広倫統括部長)
「この交差点が日本を代表、世界を代表するクリエイティブの聖地になって、いろいろな新しい価値がうまれてくればいいなと」
時代を象徴するトレンドを生み出してきた原宿にできる、新たな複合施設「ハラカド」は4月17日(水)開業です。
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