新紙幣発行まで100日 渋沢栄一ゆかりの区で催し相次ぐ

2024.03.26(火)

10:50

新紙幣発行まで3月25日で100日、新一万円札は「日本の資本主義の父」とされる渋沢栄一が肖像画となります、ゆかりのある都内自治体ではイベントなどが開催され、盛り上がりを見せています。

新紙幣発行まで3月25日で100日、新一万円札は「日本の資本主義の父」とされる渋沢栄一が肖像画となります、ゆかりのある都内自治体ではイベントなどが開催され、盛り上がりを見せています。

記者:「新紙幣発行まであと100日。渋沢栄一のゆかりの地、北区ではカウントダウンを行っています」

今年7月の新紙幣発行で、一万円札の肖像画になる渋沢栄一。工場や住居を構え30年ほど過ごした北区では、新紙幣発行をPRするための取り組みが行われています。北区役所や王子駅で発行までのカウントダウンタイマーを展示しているほか、渋沢栄一にまつわるグッズの発売や企画展の開催など、区全体で盛り上げる狙いです。

また、北区は今月、渋沢栄一をより多くの人に知ってもらおうと、赤羽駅周辺で催しを開きました。会場では紙幣の重みを感じてもらおうと、1億円の重さ約10キロを体験できるブースが設置されました。

来場者:「北区の人が1万円札に選ばれるほどすごいなと思いました」「とても喜ばしいことだと思います。(北区に)ゆかりある人なので、とても尊敬している」

渋沢栄一とゆかりのがあるのは北区だけではありません。

記者:「近代的なビルの隣に、趣のある日本家屋が建てられています」

渋沢栄一が36歳から48歳まで住んでいた江東区では、区の有形文化財として指定されている旧邸宅の内部が報道陣に公開されました。

記者:「客間にある床柱は自然の木のように見えますが、手掘りの彫刻だということです」

1878年に完成した木造2階建ての和風家屋の「表座敷」は、清水建設の2代目当主清水喜助が手がけたもので、140年以上が経った今でも当時の姿をそのまま残しています。また、和風家屋の隣には洋館が増築されていて、こちらは当時の写真をもとに応接間の重厚な雰囲気が再現されています。担当者は、昔の技術から新しいものを生み出すヒントにしてほしいと話しています。

清水建設 山地徹副社長:「この建物・渋沢邸を見ること感じることによって、これからのイノベーションに思いをはせていくような、そんな場にしていきたいなと思っているところであります」

旧渋沢邸は、現在一般公開に向けて準備を進めているということです。

 

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