最先端の「防犯技術」が集結 人出不足をロボ&AIで補う

2024.03.14(木)

11:20

東京ビッグサイトで最先端の防犯技術を集めた展示会が始まりました。警備業界の人手不足をロボットやAIで補うなど、私たちの安心安全を守る最新技術を取材しました


東京ビッグサイトで最先端の防犯技術を集めた展示会が始まりました。警備業界の人手不足をロボットやAIで補うなど、私たちの安心安全を守る最新技術を取材しました

現在開催中のセキュリティーショーには、国内外100以上の企業や団体が出展していて、最新の防犯技術が集結しています。

記者:「こちらのシステム、防犯カメラに組み込むことで、このように人の関節を認識して姿勢や行動を検知します」

町田市に本社を置くAI開発企業が出展していたのは、異常な行動を正確にとらえ、暴力や喧嘩などのトラブル、落書きなどの迷惑行為を検知することが可能です。また、侵入禁止エリアを指定することもできて、赤枠の指定エリアに不審者が入ると、瞬時に通知が届きます。これにより警備の効率化が期待されるということです。

さらに、防犯カメラの映像にかかわる最新技術はほかにも。

記者:「人形とカメラの間に濁った水が置かれています。そのため撮影される映像はこのように濁ってしまいますが、システムを通すと画像が鮮明化されました」

新宿区の会社が開発した画像処理システムは、独自の技術を使って画像を鮮明にします。街灯が少ない場所に設置された防犯カメラの映像もクリアに。雪や霧、悪天候にも対応していて、皇居内でも使われているということです。

そして、江東区の警備会社が人手不足の対策として研究を進めるのが、四足歩行の防犯ロボットです。四足歩行のため多少の段差や障害物があっても移動でき、学校や工場、病院での活用を目指しています。

東京警備保障 北村喜伯社長:「今、警備業界というのは人手不足でして、何とか人の代わりにロボットで運用できないか。人のやることというのには限界がありますので、その代りを何とかやって、警備の質は落とさないということだと思う」

警備業界の人手不足が懸念される中、人々の安心安全を最新の技術で守ります。

 

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