立川市 電子図書館を輪島市の小中学生に開放

2024.03.11(月)

10:50

能登半島地震により地元の図書館が休館していることを受け、立川市が運営する電子図書館を開放して、3月12日から輪島市の小中学生に提供します。


能登半島地震により地元の図書館が休館していることを受け、立川市が運営する電子図書館を開放して、3月12日から輪島市の小中学生に提供します。

立川市 酒井市長「被災地支援ということで、立川市の図書館において運営している電子図書を、輪島市の子どもたちに読書の楽しみをプレゼントという形で…」

開放される「たちかわ電子図書館」は、立川市が運営しているもので、輪島市内でも同様のシステムが使われていることから、現地の小中学生はすでに所有しているIDで、3月12日から閲覧ができるようになります。

輪島市では今もなお復旧作業が続いていて、学校の図書館が利用できないほか、市内の3つの図書館も休館している状況だということです。対象は輪島市の小中学生と教員の合わせて1200人ほどで、児童らは立川市が保有している約600冊を読めるようになります。立川市によりますと都内では初めての取り組みだということです。

立川市 酒井市長:「被災地のなかでいまなお復興の途上にある暗い気持ちのなかで、子どもたちに図書を通じて、読書を通じて笑顔を届けていきたい。震災の復興への活力につながっていくと思います」

輪島市教育委員会は「子どもたちの読書欲求に答える貴重な支援であると心から感謝しています」とコメントしています。

 

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