町田方面への延伸 多摩モノレール 都が事業化むけ調査開始へ

2023.12.21(木)

11:10

念願の延伸にむけた一歩となるのでしょうか?多摩モノレールの町田方面への延伸について、東京都が事業化にむけ来年度から調査を始めることが明らかになりました。

念願の延伸にむけた一歩となるのでしょうか?多摩モノレールの町田方面への延伸について、東京都が事業化にむけ来年度から調査を始めることが明らかになりました。

多摩モノレールは、東大和市の上北台駅と多摩市の多摩センター駅の約16キロを結ぶ交通網で、沿線に住む人の「地域の足」となっています。

これまで町田市と多摩市は、地元住民の移動のしやすさや地域経済の発展などの理由で、多摩センターから町田駅までの16キロの延伸を求めてきました。

町田市と多摩市はホームページに「沿線の街づくり構想」の素案を公表し、12月20日から地元民にむけて意見の募集を開始しました。こうした地元の動きを受け、東京都は来年度から町田延伸を事業化できるか検証するため、費用対効果や収支の採算性などを調査していく方針で、12月20日、小池知事は地元自治体と協議していく姿勢を示しました。

小池知事:「現在、地元市、町田市と多摩市にかかる沿線の街づくりの検討をしている。引き続き地元市による街作りの進捗状況などを勘案しながら、関係者と事業について協議調整を進めていきたい。」

延伸の構想が示されている地域の住民に話を聞いたところ、「念願の延伸」へ期待の声が聞こえてきました。

町田市民:「我々としても署名運動をやってきたのでやっとという感じですね。今は高齢化が進んで人口も少ないんですけど、それが通れば高齢化もある程度解消できる。都内の通勤が時間がかからなければ若い人が呼び込めますから」

町田市民:「バスだと時間帯によってはお昼の時間帯は1時間に1本しかないのですごく不便ですし、土日とか祝日は減るじゃないですか。ですのでモノレールだといいんじゃないかなと思います」

町田市と多摩市は来月19日までパブリックコメントを募集するとしていて、東京都はこれらを踏まえて事業化の実現性を確認する方針です。

多摩エリアの交通手段としてなくてはならない多摩モノレール。延伸によりさらに利便性が高まりそうですね。改めて多摩モノレールの延伸計画について見ていきます。

現在、東大和市にある上北台駅と多摩市にある多摩センター駅を縦に結ぶ多摩モノレール。現在、全長は約16キロですが、多摩地域を相互に結ぶ90キロ以上の構想があり、箱根ヶ崎方面への延伸計画が進められているほか、八王子方面へも延伸が検討されています。

そして今回、動きがあったのが「多摩センターから町田までの」延伸計画です。町田駅への延伸ですが、町田市内を縦に貫くルートが検討されています。現在、市内にある住宅団地や学校と駅を結ぶのはバスが主な交通手段となっているため、モノレールが通ることによって、よりスムーズなアクセスが期待されます。

また、モノレールの延伸により、アクセスの向上が期待されるのが「町田GIONスタジアム」です。町田GIONスタジアムといえば、今年J1に昇格したFC町田ゼルビアです。駅からの距離が遠いなどの課題があがっていて、スタジアムへのアクセスが向上するとなれば、サポーターにとっても嬉しいことになります。

 

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