来月以降も厳しい暑さが続くということで、江東区で始まった「猛暑対策展」を取材しました。これまでになかった新たな製品が続々と誕生しています。

記者：「入り口を入ると色々なファンが回っていましてすごく涼しいです」

今回で、9回目の開催となる「猛暑対策展」。始まった当初は、企業向けに快適な職場環境にするための商品が多く並んでいましたが、近年では、展示内容に変化が生まれているといいます。

日本能率協会産業振興センター 田中さん：「最近、やっぱり暑さがすごいので、会社だけではなくて個人で導入ができるものが非常に注目されているような気がします」

今年の展示会でも、ホームセンターなどで個人向けに販売される製品の出展が増えています。服の中に風を送るファンがついた作業服は、工事現場などですっかりお馴染となりましたが、暑さに弱い赤ちゃん向けの製品も登場しています。

他にも、従来の製品よりもいっそう涼しく感じられるウェアなど、外出時の暑さを和らげてくれる製品が数多く紹介されていました。

そして、熱中症対策の新たな製品も。夏場に梅干しの売り上げが増えることに目を付けた、創業130周年の漬け物メーカーが販売を始めたのが、梅果汁を使った「飲む氷」です。熱中症予防策として注目される、運動前に体を冷やす「プレクーリング」のドリンクにも適しているということです。

日本能率協会産業振興センター 田中さん：「これからもどんどん猛暑対策というのは形を変えながらも続いていくと思うので、何よりも皆さんが自分自身で意識をもっていただきたいという啓蒙の場になればと思っています」

猛暑対策展は28日まで東京ビッグサイトで開催され、事前にインターネットで申し込めば誰でも入場可能です。