気温上昇 都内で今年初の「猛暑日」 “危険な暑さ”に足立区で熱中症対策

2023.07.08(土)

10:00

7月7日、都内では練馬や八王子で今年初めての猛暑日を記録するなど、各地で今シーズン一番の暑さとなりました。この暑さの中、足立区ではお年寄りを熱中症から守るための取り組みが行われていました。

7月7日、都内では練馬や八王子で今年初めての猛暑日を記録するなど、各地で今シーズン一番の暑さとなりました。この暑さの中、足立区ではお年寄りを熱中症から守るための取り組みが行われていました。

7日の都内は各地で気温が上昇、都心は最高気温34.2℃と今年の最高を更新しました。さらに練馬で35.7℃、八王子で35.1℃を記録。今年初の猛暑日となりました。

始まった危険な暑さ、街の人からは…

「めちゃめちゃ暑いですね。照り返しが強くて風が少ないなぁってのが印象的ですね。飲み物を持ったり、あと冷えピタみたいなのを持ったりとか対策はしたいなと思っています」
「帽子と眼鏡と、あと日焼け止めは塗るようにしてます。(今後この暑さが続いたら?)なるべく出ない、用事があるときは仕方ないですけど」

東京消防庁によりますと、7日午後3時の時点で男女26人が熱中症の疑いで病院に搬送されました。そのうち60代の女性1名、70代の男性1名が重症だということです。

この危険な暑さに、足立区では…

都内で訪問看護を行う事業所では、この暑さを受けて高齢者を中心に緊急の見回り訪問を行いました。こちらは都内で1人暮らしをする80代女性の自宅。看護師は部屋に入ると、すぐにその暑さに驚きます。窓は開けていたものの、部屋の時計に表示されていた気温は30度を超えていました。すぐに冷房を付け、室内の気温を下げます。

80代女性:「(普段あまりエアコンつけない?)つけてないです。痩せてるから暑いって感じない。扇風機で十分って感じ」

さらに、次の訪問先の80代男性の部屋もエアコンが着いておらず、室内は暑くジメジメとしています。その上、高齢者は喉の渇きにも気がつかず水分補給が足らない場合も多いため、看護師は最低でも1日1リットル以上の水を飲むように注意喚起していました。

訪問看護ステーションブロッサム 西村代表:「きょうこの暑さでしたから、来てよかったなと思っている。皆さん気温が分からない、そしてクーラーつけていない。やはり来て看護師が一人ひとりに声がけしたことは良かったと思っている」

この事業所はもしもの事故が起きないよう、今後もこの取り組みを定期的に続けていくということです。

足立区の見回りですが、看護師さんは最低限のエアコン、そして水分補給が大事であると改めて話していました。ただ、今回取材した記者によりますと、3軒の家を回って全ての家でエアコンを使っていなかったということです。

 

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