新宿御苑での汚染土再利用 周辺住民が説明会を要望

2023.01.22(日)

10:05

 環境省が計画を進めている“放射性物質の濃度が比較的低い福島県の汚染土”を新宿御苑の花壇で再利用する実証実験を巡って、周辺住民が1月20日、東京都に説明会の開催を求めました。

 環境省が計画を進めている“放射性物質の濃度が比較的低い福島県の汚染土”を新宿御苑の花壇で再利用する実証実験を巡って、周辺住民が1月20日、東京都に説明会の開催を求めました。

 環境省は東京電力福島第1原発事故で発生した“福島県から運ばれた放射性物質の濃度が比較的低い土”を新宿御苑の一般利用者が立ち入らないエリアに埋めて、汚染されていない土で覆って花壇を造る計画を進めています。これに対し、新宿御苑の周辺住民が20日、東京都の担当者と面会し、内容を十分に周知することや住民説明会の議事録の公開、誰もが参加できる説明会の開催を要望として求めました。花壇の計画を巡っては2022月12月に住民対象の説明会が非公開で開かれましたが、対象が50人に限られたことや周知不足が指摘されていました。

 要望に対し、東京都の担当者は「必要な情報を公開するよう環境省に伝えていて、今後の対応は環境省が判断すること」と話しています。

 

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