東京都でも「全国旅行支援」が始まり、週末の観光地はにぎわいの声が戻りました。一方で、開始直後から続くトラブルは徐々に改善に向かっているようです。

　東京都の全国旅行支援「ただいま東京プラス」が始まって初めて迎えた10月22、23日の土日、東京を代表する観光地・浅草では多くの観光客がお土産を買ったり写真を撮ったりと、思い思いに楽しむ人々の姿が見られました。

　東京都内で全国旅行支援が始まった当初、事業者の申請受け付けが間に合わないなどのトラブルが相次ぎました。観光地のにぎわいが戻る中、港区新橋にある旅行会社enaでは混乱を避けようと、取り扱いの時期をあえて遅らせてスタートする対応を取っているということです。enaの登山幸典さんは「当社では『ただいま東京プラス』の最終調整段階に入っていて、今週中には東京も販売を開始する予定」と話しています。

　一方、東京都の対応が遅れたため、初日の10月20日に掲示物などが届かなかった浅草にある着物レンタル店には掲示用のポップやポスターが10月23日の夕方になって事務局から郵送で届き、ようやくの本格始動となったようです。浅草・着物レンタル大吉の大友雄介店長は「全国旅行支援を申し込みたかったが売り切れだったという人も多い。11月分、12月分とまだ販売されていないものもあると思うので、そういったものを利用して浅草に遊びに来て、クーポンを利用してもらえたら」と話しています。