水際対策緩和で海外から東京に熱い視線 旅行会社への問い合わせが急増

2022.10.19(水)

10:45

 「全国旅行支援」の開始と国際空港などでのいわゆる“水際対策”の緩和から1週間がたちました。東京都内を訪れるインバウンド客は順調な伸びをみせています。

 「全国旅行支援」の開始と国際空港などでのいわゆる“水際対策”の緩和から1週間がたちました。東京都内を訪れるインバウンド客は順調な伸びをみせています。

 水際対策が大幅に緩和されて1週間がたつ中、羽田空港の到着ロビーには多くの外国人観光客の姿が見られます。中でも、日本とほぼ同じタイミングで水際対策を緩和し、入国者が増えているのが「台湾」です。もともと台湾は、海外から日本を訪れる人の中で3番目に多かったエリアで、日本政府観光局によりますとコロナ流行前の2019年は年間およそ489万人が訪れていました。しかし2020年には69万人、2021年はさらに減って5000人ほどしか来日していませんでした。

 しかし台湾の旅行会社によりますと、制限緩和が発表されたあたりから問い合わせの電話が急増しているといいます。台湾・台北市にある旅行会社・上順旅遊の呂元凱さんは「毎日、とてもたくさんの問い合わせ電話があります。計画しかできなかったのが実際行けるようになったので、人数的には大幅に増えた」と語ります。また「北海道から九州まで問い合わせがありますが、その中でも東京と大阪の人気が高い」といいます。呂さんは「コロナ禍になって訪れることができていないスポット 例えば渋谷スカイや新たに開設された観光地などにとても興味を持っている。銀座に新たにオープンした店などにも期待の声はある」と話しています。

 実際に訪れた人は日本や東京のどんなところを楽しみにしているのでしょうか。台湾からやって来た人の中には「今回は東京に1週間滞在する予定。日本の食べ物はとてもおいしいし、環境もきれい、交通も便利」「街を回ったり、食べ物を食べに行ったり、たくさんショッピングする予定」などと話す人もいました。

 東京の経済復活へ向けて、インバウンド消費の期待が高まります。

 

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