動物園も暑さ対策を工夫! 東京都心で16回目の猛暑日

2022.08.17(水)

10:00

 8月16日、東京都心は正午に35.5℃を観測し、今年16回目の「猛暑日」となりました。厳しい暑さが続く中、都内の動物園では動物たちの“暑さ対策”に工夫を凝らしています。

 8月16日、東京都心は正午に35.5℃を観測し、今年16回目の「猛暑日」となりました。厳しい暑さが続く中、都内の動物園では動物たちの“暑さ対策”に工夫を凝らしています。

 都内は8月16日も厳しい暑さとなり、最高気温は都心で36.4℃、練馬で36.8℃、青梅で34.8℃を記録するなど、各地で猛暑日となりました。東京消防庁によりますとこの日、22歳から84歳の男女8人が熱中症の疑いで救急搬送されました(午後3時現在)。

 暑さを警戒しなければいけないのは人間だけではありません。東京・武蔵野市にある動物園「井の頭自然文化園」では、暑さが苦手な動物たちのため、さまざまな工夫をしています。

 もともと南米の標高が高く涼しい場所にすむモルモットは高温が苦手なため、屋外にいる時は暑さ対策として送風機とドライミストを組み合わせ、温度・湿度を下げる工夫をしています。こうしたミストは動物たちが体調不良にならないよう、日中9カ所で噴射されているということです。暑さ対策としては他にも、リスの展示施設では氷漬けされたクルミを与え、体を冷やしながら水分補給を心がけています。井の頭自然文化園の動物解説員・山崎彩夏さんは「普段から行動観察はしているが、残す餌の量や、特に夏は気温が上がった時に呼吸がどれほど上がるかというところを見ている。これだけ暑いので、小さな変化も見落とさないように気を付けることが必要ではないかと思っている」と話しています。

 

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